三巨頭新城島上陸。

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『新城島4日目』

昨日の晩はエラい風雨でした。
が、いざ雨戸を開けてみたら晴れている。
このままの進路を辿ると直撃は免れないので、
今日宿を出る女の方とともに宿を出ることを決意。


素人目にも波が高い。

安永観光は船を寄越してくれると言ったので、
その言葉を信じて、船を待つことに。
一方のオジイは郵便船に乗って戻って来ました。
で、安栄が来るまで待てないと、もう一人の方は郵便船で西表まで戻ることに。
が、この船、立派なモーターボート。
この波と風をモーターボートで突っ切るのは…。

それよりも、郵便船だと西表まで1000円掛かる方が私には負担でした。
安栄だと新城から西表大原〜石垣間の料金で戻れるのだが、
郵便船を使うとそれに+1000円掛かる計算になるのだ。


この風だと防波堤もあまり役に立たない。


なので、このまま安栄が来るのを待つことに。
オバア曰く、『来るかどうかは船長の腕による』とのこと。
大原〜新城間は横殴りの風があるらしく、なかなか新城へは辿り着けないのだ。
腕のいい船長だともっと酷い嵐の時でも来てくれるらしい。
確かに、他の旅行者から聞いた安栄伝説では4mの波で船を出したとか。
波が来たらエンジンを切るらしいですよ。


波は一段と高くなる上、俄雨が叩き付ける。


最早台風レポート状態。
『安栄…、安栄は何時来るんだ!?』


雨は降りつけるし来る船は直行か経由か判らんし、曇天で船は見えんし散々である。
『…〜…!』

…で、

『………』
結局、船は来ませんでした。
この恐い顔…。
もっと酷い嵐でも船を出すのは乗客がいればの話で、
いなかったら当然来ないだろう。
郵便船、乗れば良かったね。
『…この阿呆…』

ともあれ、

虚脱するラダマイス。
港で台風レポートをやらされたAPラダはチビと和んでいる。
どうせ、このまま石垣に戻っても動けない人が大勢いそうなので
宿を取ろうにも弾かれそうだ。
沖縄にいる限り、何処にいても台風は来るのでもう良いか…と。

和み序でに…、

不貞寝。


不貞寝。
最早宿には私一人。
今後新たな宿泊客も無いのでやりたい放題。


風はどんどん強くなり、晴れたり曇ったりを繰り返している。


最早こうなると、泳ぎにも行けません。

こうなったらやることは一つ、

写真の編集だい。
大体、ここで黒島編の殆どは完成していたのだ。


曇天が不安をかき立てる。

その夜風雨は次第に本格化して来ました。

宿に一人なのを良いことに…、

マイス遊戯。
台風が来ると言うのに呑気に呑んだくれている。


サガ『明日辺り直撃らしいな』
ラダ『早ければ明後日にでもここを出られそうだが』
台風よりの滞在費の方が心配な二人。
後ろではAPラダがチビと和んでいる。

気が付けば台風も制覇。

カノン『ハッハッハ!台風、上等!』
APラダ『…それ、素面で言ってみろ』
ちなみに今現在風は結構強い。

このお二方も、

サンダルは脱いで下さいミ様。

だんだん強くなる風雨に不安そうなミーノス。

(大丈夫なのかこの宿…)

そこにアイコ、

アイコ『なあミーノス、恐い話しようぜ!』
この風と雨、ムードは満点だ。
ミーノス『冗談じゃない!』

そこにラダマイスが、

ラダ『恐い話って、去年泊まろうとした鳩間の宿が台風13号で半壊したことか?
それとも、波照間で台風の直後に浜で遊んでいた連中が高波に攫われたことか?
台風が直撃した時の石垣の全日空ホテルの話か??』
アイコ『………』
それは、シャレにならなさすぎる。

去年の台風13号の被害を思い出し、沈黙する三巨頭。

『………』
台風直撃前夜にその話題はシャレにならなさすぎる。

風が強く、雨がひっきりなしに雨戸に打ち付ける中、
チビだけは何時もの調子だ。

APラダ『結構剛胆だな、お前…』
そう言うAPラダは内心ビビっている。

しんみりとする巨頭。

アイコ『今回の台風、大丈夫かな…』
脳裏には去年の13号の被害を受けた石垣市内が。
ラダ『…規模によりけりだろう』

雨と風は強くなる一方、こうなってはどうしても直撃は免れない。


『………』

仕方が無い、

こうなったら、


やることは一つだ。


しかもラダマイス、満更じゃない。

明日台風直撃なのに、それで良いのか!