WSTマイス台湾紀行

基隆編

一夜明けて朝。
ホテルには窓がないのでアラーム頼りとなる。
朝食は付いていたが、それ、ファミマの小籠包・餃子・お粥でしょう?だった。しかも、早い者勝ちなので、遅くに来ると選択肢が無くなる。味はお察し。

九份へ行こう編

今日は九份に向かう予定だ。
地球の歩き方を始めとする最もポピュラーな行き方は、台鉄で瑞芳まで行き、そこからバスで向かう方法だ。
だが、ネットで調べると何処のサイトもバスがえげつなく混むと書かれている。しかも、今日は日曜日。

バスは基隆が始発なので、基隆から乗ると空いているとの情報があった。
基隆は台湾北部の港町。沖縄方面の国際航路で基隆を知っていたので、予てより行ってみたい土地でもある。

なので、ホテルをチェックアウトした後、早速台北駅へと向かった。

高雄・台南は晴天で真夏日だったが、ここ台北は雨が降っており、気温は20度前後。何故だ…。沖縄よりも南方なのに、京都と気温が変わらん!
あまりの寒さに風邪再発。鼻水が止まらなかった。


台北の中央駅から基隆までは台鉄一本で移動できる。

だが、台北-基隆のバスもあるのだと言う。切符売り場を確認した後、バスの相場はどうじゃろうとバス乗り場へと向かった。
だがここで一つ大きな勘違いをしていて、都市間移動の長距離バスターミナルへと向かってしまった。
昨日降りたあの建物だ。丁度駅の真裏?にあり、百貨店と隣接している。何だろうこの構造。名古屋駅に物凄く似ているぞ。
初見で地図を見ながらだと台北駅からバスステーションまで15分かかった。

そして、基隆行きのバスを探すがそんなものない。それもそのはず、基隆行きは短距離路線なので乗り場が全く違うのだ。
その後、某サイトで知った情報ではM6出口の近くだと言う。泊まったホテルのすぐ側やん…。

そんなことは露知らず「ないなら仕方がないな」とさっきの台鉄の切符売り場に戻り、券売機で買うことにした。
ちなみに、長距離バスターミナルからこの切符売り場まで5分で戻って来れた。最初は地下道を使ったのでえらく時間が掛かったが、後にバスターミナルのある建物と台北駅を繋ぐ陸橋の存在に気付いたからだ。

高雄・台南間の列車で予習しているので購入は問題ない。


こちら有人窓口。


無事券売機で購入し、基隆行きの乗り場へ向かう。


電車は12:03分発の基隆行き。


待つこと15分強、電車がやって来た。

今回は自強号。

見よ、ミラーレス一眼持っているくせにこの酷い絵面を。
シャッタースピードとか、連続シャッターとかそう言う機能があっても使いこなせていない。


お値段ほんの64元。本当に台湾の公共交通機関は安い。
そして、ICカードでも切符が買えた事実を後で知る。

車内は程よくガラガラ。そう、車内の様子やマイス撮影ができない程度に。

電車は一路基隆を目指す。

台北駅ではどんよりだったが、

基隆に近付く度段々雨模様に。
台北もそうだが、基隆も雨の多い土地らしく、晴れている日は殆どないと言う。


車窓風景。

そうこうしている内に基隆駅到着。


こんにちは基隆。はじめまして。

基隆駅は見ての通り雨模様。

その上肌寒いので、日本を出る時に着て来たダウンベストがまた必要となった。

コインロッカー問題

意識して撮っていないので写真にはあまり写っていないのだが、この時訪れた基隆駅は改修工事中だった。プラットホームは地下で、駅舎は新しいものになっていたが、旧駅舎の方がまだ残っており、インフォメーションセンターなどがまだ入っていた。

これがなかなか曲者で、コインロッカーは旧駅舎の方にあったが、全て小さな荷物しか入らないのだ。
前の日にネットで基隆駅にコインロッカーはあるかどうか調べたが、これはやられた。
新駅舎を探し回ったが、そんなものは見当たらない。
取り敢えずインフォメーションセンターに駆け込み、携帯の中国語翻訳で「コインロッカーを探しています」と伝えた。スマホって便利。
すると、おっちゃんは「建物を出てまっすぐ行って左」と身振り手振りで教えてくれた。
その言葉を頼りに真っ直ぐ歩いて左に向かうと、基隆駅のもう一つの出口に行きついた。
そうか、ここにコインロッカーがあるのだなと思ったが、どこにもない…。
途中の道かと思って何回も行き来したが、そんなもの何処にもなかった。

帰国後思ったが、もしかしたら駅構内の改札の向こうにあった可能性がある。

教訓、どこにでもあると思うなコインロッカー。

途中、旧駅舎の前に郵便ポストがあったので昨日バスの中で書いたクレームノートを投函しておくことにした。持っていても仕方がないからだ。
すると、ポストの隣にいた乞食っぽいおっさんに物凄い勢いで怒鳴られた。一体何なのだろう。中国語なので全く分からない。

その後、コインロッカー探しに明け暮れたが、遂に諦めてスーツケースを持ったまま移動することにした。いくらキャリーと言ってもその行動範囲は大きく制限される。

雨の町基隆。

ハリウッドのごとき基隆の看板。


基隆の港。
対岸までに行きたいと思ってもキャリーがあると億劫になる。
その上、雨が断続的に降り続いていた。ポンチョを着ているので雨はなんてことないが、何だか散々な気分になる。


駅の近くの海洋広場ぐらいしかうろつけない。

でも、折角なので海龍カノンは撮っておく。

港町と言えばカノン。ずっと基隆に来たかったからだ。


駅の近くで結構人通りがあるので撮っては引っ込めの繰り返し。


もう少し頑張ったら画面右手サイドの対岸にあるショッピングセンターにコインロッカーがあったかもしれない。
だが、そんなことすらどうでも良いと思わせる。これがキャリーの魔力。


画面左手サイドは台鉄基隆駅や海洋博物館などがある。
海洋博物館、行けばよかったと今思うが、当時はそれすらもどうでも良くなっていた。恐るべきキャリーの魔力。

そしてその先には…。

大型客船が。
そう、基隆には大型客船が数多く寄港するのだ。

近づいてみた。

スター・クルーズと言うらしい。

何と、アクエリアス。

寶瓶星ことスーパースター・アクエリアス号だった。

10年ほど前、石垣港で天秤星号を見たことがある。

童虎の船ゲット。


こちら、スーパースター・リブラ。10年前なので今と外観が少し違う。

こんなところでカミュの船ゲット。

「スター・クルーズはマレーシアの会社で、アクエリアスとライブラの他に、バルゴとジェミニとピスケスがあるらしいな。…で、ピスケスになるとちょっとランクが下がる…」
こんなところにも星座カーストが。
しかし、ない星座も多いので、あるだけ良いのかもしれない。

このスター・クルーズは、大阪や神戸、横浜にもたまーに来るらしいが、主に東南アジアが中心で、那覇・石垣島方面、そしてここ基隆にも寄港するようだ。
クルーズのプランにもよるが、見たところ、大体どの船も基隆に寄港するみたいだ。
スーパースター・ジェミナイこと雙子星号は、2018年1月から3月が基隆発着だったようなので、1月に来ておけば見られたかもしれない。

そんな宝瓶星号に近付くと、乗船ターミナルが見えて来た。
チェックイン&荷物の預かりを行っており、うっかり預けそうになった。

2Fのロビーの図。
乗船待ちの人たちが並んでいた。あんまりじっくりと撮る空間でもないので見事手ブレしている。柱に何かゆるキャラが写っているぞ。
私もキャリーバッグを引いているので乗船客にしか見えない。

そして、乗船ターミナルでついに発見した。

ここにあったんかい…。
客船が入って来るところだから何処かにあると思っていたが…。最初に来た時は1Fしか見なかったので全く気付かなかった。

とは言え、雨の中これ以上彷徨う気もなかったので、今更コインロッカーを使用する気にはなれなかった。場所だけ確認をして、もう良いやと基隆を後にすることにした。

ファミマの前が九份行きのバス乗り場。

この日、何を思ってかフレアスカートを履いていたのだが、階段を降りる時後ろを歩いていたオッサンに見事スカートの裾を踏まれた。そんだけふわふわ後ろの段に引きずっていたのだ。
雨の日にスカートの裾を踏まれるとテンション下がる。しかも濡れとる。そして、階段を上る時自分で踏んだ時も萎える。

教訓、雨の日に丈の長いスカートは穿かない。履いたとしても、階段の昇り降りは必ず裾を掴むこと。

スカートはさておき、

待っているバスは九份行きなのでそれはもタクシーの客引きが凄かった。

程なくしてバスはやって来たが、乗客は私を含め5名ぐらいでガラガラだった。
ま、日曜日だけど午後3時ぐらいだもんね、と構えていた。
運転手が「荷物置き場にキャリー置いときな」と言ってくれたので、そこに置くことにした。

基隆はB級グルメの町とも言われる。本当は九份ではなくここに泊まりたかったが、一泊が日本円で12,000円以上の宿しかなく、その上この日は宿がどこも空いておらず。泣く泣く諦めた。

バスはちらほら客を乗せて瑞芳・九份へ。

途中、異様に長い踏切があった。
多分、10分近くは遮断機が降りたまま。踏切街をしているバイクの人たちも不審そうにしていた。

で、この瑞芳駅からえげつない数の人が乗って来る。本当にバスに乗るのかと心配するほどの。
流石は黄金ルート、基隆から乗って来てよかったぜ。

バスは超満員で九份へ向けて山道を走っていく。

途中、あちこちで日本語の会話が聞こえた。


さてここで、もう一度ホテルの近くにあるバス停を確認することにした。名前は「九份老街」、地球の歩き方だと「九份派出所」の隣のバス停だ。
高雄で散々な目に遭った通り、台湾のバスはアバウトなので目的地と次の停留所を押さえておかないと絶対に乗り過ごすと思い込んでいた。
ところで、これだけえげつない数の乗客たちは一体どのバス停で降りるのだろうか。
私は後部の座席にいてその上荷物置き場にキャリーがある。場合によっては脱出できない可能性がある。

悶々としたままバスは目的地に近付く。
そう言うことはすぐ側の日本人観光客に確認すれば良かったのにね。

そして、「九份派出所」を超えたあたりで下車ランプを押し、「次の停留所で降ります!」と合図をして人混みを掻き分けた。

ところが運転手、英語で「ここ、九份じゃないよ!」。
「?」と思ってバス停の標識を見たら「代天府」と書かれている。
九份老街じゃないのかよ…。何でもう一個バス停があるんだよ。何で地図からバス停を一個省くんだよ地球の歩き方…。
無理やり降りようとした私に注目&白い目。
特に、すぐ側にいた姉ちゃんに「何この女?くっだらねえ勘違いしてんじゃねえよ」と言わんばかりの物凄い白い目で暫く見られた。こう言う時、暫く睨むのって中華圏の文化なのか?「ソーリー」言うても睨んでくる。周りの日本人も「あちゃー」と思っていたことだろう。
今思い出しても心が痛む。

教訓、観光地では皆考えていることと目的は同じなので、早とちりせず大人しく目的地まで行こう。

そして、皆次の「九份老街」でドカッと降りて行った。荷物なんか余裕で回収できるレベルに。

色々とあったが九份到着だ。
よたよたとバスを降り、バス停横の展望台から基隆方面を撮る。

さあ、九份観光だ…。

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