WSTマイス台湾紀行

台南街歩き編

周遊バスを降りた管理人。
とは言えまだ午後一時を回ったところだ。
今から台北へ向かうのもあれだったのでその辺をうろうろすることにした。

昼の台南も見ておきたかったのだ。

やっぱり古都、お寺が多い。


こちらホテルのすぐ近くの大観音亭。


中華圏の寺院だ。


参拝客も多くいるのでマイス撮影など大それたことはできない。

かなり気になった。

虎…?
それとも鵺か何かか??何か世間一般の虎のイメージを大きく覆す。
誰かに似ていると思ったら丹下団平だ。


観音亭を後にし、脇の佑民街を歩いてみる。


ラダマと。
が、これを撮った後、気が付いたらラダマの足(靴)が片方無くなっていた。
なんか脱げやすいから前持って取っておこう思った矢先だった。
この写真を撮ってその後に脱げたのでこの辺に落ちているはず、と、付近をうろうろ探し回った。
こんな狭い道で帽子の女がうろうろしているのだ。付近の住民に結構怪しまれた。
結果、これを撮った数メートル先の道の脇に落ちていた。すぐ側には溝が。危ない。
怪しまれても諦めずに探して良かった。

気を取り直して奥に進んでみるとまた小さなお寺が。

入り口に立っているのっぽと小柄の像って、あちこちで見るが何なのだろう。
航海の神様である順風耳と千里眼だろうか。


雨の日でも楽々参拝のアーケード仕様。
寒い日も安心のストーブ完備。

スクーター天国台湾。

置いてあるのでわかる通り、こんな狭い道でもスクーター入ってきます。


「本当に祠廟が多いのう…」

一見寺にも見えるが、

ちょっと入り口が派手目の民家かもしれない。

更に道なりに行くと、

開基玉皇宮に着いた。
何かお祭りがあるのか結構にぎわっていた。
確か、このあたりの日に媽祖の生誕祭があったと思う。
台南では媽祖信仰が盛んだそうな。

そのままあてどなく付近を散策してみる。


こちら、全台呉氏大宗祠。
休日なのか閉まっている。


観亭街をふらふら。


そうこうしている内に民族路二段に辿り着いた。


生活感あふれる小路。
木炭店がすぐそばにあり、そこで作業している兄ちゃんが「また写真撮りに来たのか」みたいなうんざりした顔をしていた。

白人の二・三人連れも見かけた。


またしてもお寺が。黒虎將ってなんだかいかついネーミングだな。


比較的治安が良いと言われている台湾だが、物干しと言い一階と言いこの鉄格子率。

と、言う訳で街歩きもほどほどに台北へと移動するぞ。

高速バス編

ホテルへ戻りスーツケースを回収した管理人。
今度は台北への移動となるのだが、何となく電車でなくバスで行こうと思った。
折角移動しやすいよう台南駅の近くに宿をとったのにバスかよ!
台北行きのバスの発着所も駅の近くなので無問題。

バスチケット購入騒動

大変でしたね。読んでないけど(クリックで次項へ移動)。

台北行きのバス会社は、sightseeingバスの時間待ち中にリサーチしておいた。
セブンイレブンの向かいとあるが、台南駅の近くにはセブンイレブンは二件あり、どっちかわからなかった。地図を見ても左右見間違えた。
気が付いたら交通量の多い道路を現地民と一緒にタイミングを見て渡っていた。地下通路使えよ!

某サイトの説明によると、台湾人の間では都市間の移動は専ら高速バスなのだと言う。鉄道は高いし、台北や高雄以外で新幹線を使うのはちょっと不便だったりする。
台湾国鉄だと大体台南→台北まで810元するらしいが、高速バスだとその半額近くで行けるのだと言う。
よし、そうとなったら高速バスだが、ぶっつけなので色々と穴があった。

カウンター購入なので当然口頭で伝えねばならない。窓口には三人いて、私が「Hello,excuse me」と言ったら、うち二人が後ずさった。「あ、喋れない、無理」のノリ。喋れない相手に尻込みするのは日本も台湾も変わらないなと思った。
で、残る一人が英語が得意らしく、俺に任せろと言わんばかりの様子で、こっちが聞き取れないぐらい流暢な英語で返して来た。
英語レベルが異なると本当に残念な結果にしかならない。
「台北駅に行きたい」と伝え、ファーストクラスのバス希望と言っても何か話がかみ合わない。「新竹か、桃園か、板橋か?」と地図まで出して何度も聞かれる。
何度も「台北駅!」と伝えた結果、向こうも英語レベルが違いすぎて伝わらないと諦めたのか、「じゃあ15時のバスね」と言って発券してくれた。

こう言う時、「え?英語もできないで何しに海外来てるの?」な気分になる。
お代630元。


バスがやって来たが、先の係員に「これはエコノミークラスだから違うよ」と追い返された。
バス乗り場の前に物乞いのおばあさんがいて、通りかかる度に「何かくれ」とねだられて参った。

漸くバス登場。

先の係員に「乗って良い」と言われたので乗ってみる。

なんでファーストかと言うと、

椅子に按摩機能がついてるから!

で、出発間際に先の係員がやって来て流暢な英語で何かを言ったが、これまた聞き取れなかった…。
バスは動き出し、マッサージ椅子に揉まれながら5時間もすれば台北駅に着くだろうと安直に構えていた。
で、私のバスの席からはバスの路線番号と、行き先が良く見えた。
バスの路線は7505「台南→板橋」と書いてある。
台北駅に行くんじゃないのかよ…。


車窓風景。

行き先が何となく気になってスマホで調べてみた。
どうやら、このバスは台北駅へは行かないようだ。とは言え、板橋は台北MRTで二駅ぐらいなのでさして問題はない。台北には変わりはないので嘘は言っていない。
もしかしてこのお兄さんもそのことを言いに来たのかもしれない。
あれか?ファーストクラスは大体板橋とまりで台北駅まで行かないのか?サイトを確認してみるもどうにもわからない。

そして更なるアクシデント発生

また今度、読めたら読むわ(クリックで次項へ移動)。

ま、いっかと思ってのんびり過ごしていると、新竹付近でバスが停まり、その内運転手が何やら電話で話し込み始めた。
中国語なので全容はわからない。路肩に停めて何度も行ったり来たりしている。

そして、中国語で何やら話しながら紙を配り始めた。そして、英語放送で「アクシデントが発生した」と告げた。
見ると、お客様アンケートで、「今回のアクシデントについて、乗務員は最善を尽くしたかなどが中国語で書かれている。簡単な文なら読めるが、いい加減頭が疲れてくる。
ご意見をお聞かせください欄にも何語で書けば良いのか。
住所と電話番号を書く欄があるが、真面目に書いてバス会社からなんかフォローがあるのか。差額分返金かもしれんが外人相手にどうやってやるんだよ。
とりあえず、他にやることもないので真面目に書いた。
そして最後に、ポストに投函することになっている。機会があったら入れるよ。

そして、バスは後続に乗り換えとなった。
スーツケースが心配で見に行ったら、バスの運転手に「もう積み替えしたから」と追い返された。
そして、乗って来たバスの運転手が後続のバスの運転手に「こいつ、台北駅に行きたいんだってさ」と引継ぎしたら「ははは!」と笑っていた。何で中国語わかるんだDAWN。意訳だよ意訳。

全席予約なのだがこういう事態になっては予約もくそもないので空いている席に座るしかない。
幸い、最前列が空いていたのでそこを陣取った。同じく乗り換えをした他の客に「しまった、そこ空いてたのか!」と言う顔をされた。

バスはエコノミークラス。路線を確かめていないのでどこに行くのかわからないが、台北市には行くだろう。

そうこうしている内にバスは台北市内のあちこちに停車して客を降ろし、

最終的には台北駅裏のバスステーションに着いた。
乗り合いのバスは台北駅行きだったのだ。

てっきり板橋に着くものだと思っていたが、これは嬉しいアクシデント。
バスの運転手も、「ここが台北駅だよ。ここが」と笑いながら伝えていた。私も笑って応えるしかなかったが、「奇跡だわ」ぐらい言えば良かったと今になって思う。

ホテルが見つからない!

結局見つかったんでしょ?(クリックで次項へ移動)

それからホテルにまで向かうが、ホテルは台鉄の台北駅すぐ側だが、ちょっと離れたバスステーションからだと少し難易度が上がる。ほら、初見だと出口一つ間違うだけで全く違う方向に行くことあるじゃん。
グーグルマップ様もあまり頼りにならない。
何とか台鉄台北駅へと渡って、地下通路の番号を見ながら用心深く移動した。
シーザーパークホテルのすぐ裏側なので、そこを目印にした。で、M6出口から出てシーザーパークホテルは直ぐに見つかった。
今夜泊まるホテルの看板も見えてきたがあら不思議、入り口が見当たらない。
ビルの3階か4階部分らしいが入り口になる場所が見えてこない。まずは銀行、そしてモバイルプラザ、そしてコンビニ、美容院、スタバ…。と、やっている内にビルを一周した。
おかしい、看板は見えているのに入るところがない。みたところ、モバイルプラザの奥っぽいがホテルのフロントに通じる場所などない。
コンビニなどが良くホテルに入り口を兼ねることがあるが、何度行き来してもそんなものない。

直ぐそこにあるのに入り口が見当たらない。これはシチリアのホテルバレンタイン以来の衝撃だ。
で、まさかと思って最初に見えた銀行に入ってみたら、奥にフロントに通じるエレベーターがあった。ここかよ!

何つう初見殺しと思うが、多分、どっかに案内が書いてあるんだと思う。英語と中国語で。
そしてチェックイン。向こうも英語、こっちも英語。お互いの英語レベルが同じぐらいだと安心する。

さて今日のお宿は台北駅近くとあってなかなか良いお値段がするが、シャワーとトイレは共同だ。

…カプセルホテル一歩手前、カニ部屋の類だ。
テーブルにアメニティを置くと、他の荷物が置けない。
スーツケースは小型なのでギリ広げられる。

因みにホテルは窓なしでした。
こんな市街地で窓があっても車の音で煩かろうと思ったので。

この手のホテルは部屋数をやたら多くすることによって稼働率を上げている。お手頃価格で台北駅近くなので、みたところ白人に人気がある様子だった。


新しいホテルなのでドアロックがハイテクで、半ドアなどでちゃんと閉まっていないと警告音が鳴った。

ともあれ、朝から何も食べていないので夕食に繰り出す。

とは言え、8時を回るとバタバタと仕舞っていく。
空いているお店も、お持ち帰り専門店だったり、日式のどんぶり屋だったり、日本にもあるすき家だったりして何とも入りにくい。台湾にまで来てすき家なんて嫌だよー。日本でお世話になってるよー。

うろうろしてうちにこんな裏道に入った。

ああでもないこうでもないとうろついた挙句、遅くまでやっていそうな店に入る。
オーダーしてから暫く待つのだが、どのタイミングで呼ばれたのかが良く分からない。
同じく、うろうろしているお客さんをもう一人見た。

シーフードヌードル。熱くてなかなか冷めなかった。味は…。

それから飲み物を買おうとジューススタンドに寄った。
流石は台北、英語で対処してくれるが向こうの英語力が上で聞き取れない。
「黒と白のタピオカが入っているパンダミルクティーは今は黒のタピオカがないよ」と流暢な英語で言われるが当然聞き取れない。
では他にすれば良いのだが、これが当店イチオシそうなのでそのパンダミルクティーにしていた。
お姉さんは繰り返し英語で「良いの?これ黒いタピオカないよ?本当に良いの??」と写真を指し示して幾度も言うが、聞き取れないので「OK、OK」で返す。

で、何時ものやり取りで砂糖と氷の量をオーダーし、暫く経って現物が出て来てことの全容を知った。
パンダミルクティー言うて白くまやん…。
英語はできた方が良い。


件の白くまティー。なぜ中身を撮らない。しかしおいしいので無問題。

それからお風呂となったが、女子の共同シャワーは争奪戦になるかと戦々恐々としていたが、シャワーブースは4つもあったし空いていた。
結構壁にカビが生えていた。台湾は多湿なので仕方が無い。防カビ燻煙剤をお勧めしたくなる。

ともあれ、もう寝ることにする。
お洒落な天上だが、インテリアのお皿に見えてスプリンクラーだったりする。

頑張って台北駅周辺で宿をとったが、もう少し駅から離れてみたり、なんなら台中に一泊してもよかったんじゃないかと悶々としていた。
九份行くから台北!って当時は思っていたが、台中の方が同価格でもっといい宿があったんじゃないのかなと今になって思う。

さあ、明日は基隆へ行くぞ。

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