WSTマイス台湾紀行

夜の九份編

老街や基山街界隈をうろうろしてたり、ホテルに戻ったりを繰り返している内に日が暮れて来た。


雨は断続的に降っていたが、基本小雨なので傘が必要なほどではない。
ポンチョで十分だった。


しかし、今回のミラーレス一眼、防水防塵ではないんだなあ。

暮れていく九份の街と私。

街灯の色被りすっげえ。


もう少し離れてみた。
因みに、ベストな光源と言うのは大体他の人からも丸見えのポジションであることが多い。

次第に夜の帳が降りてくる。

この界隈は皆頑張って撮影していた。

ここに来るまで全く知らなかったのだが、九份って夜のライトアップから本番なのか。

どうりで昼の三時であれだけ人がバスに乗ってきたはずだ。
いや、夕方になったらみんな帰るとか思っていた。

ここの階段と広場は一台フォトジェニックスポットらしく、皆思い思いに自撮りに挑戦していた。

とは言ってもここは階段なのでこんなところで自撮りする人は少ないよ。ちょっと脇に逸れたところにいっぱいいる。それも順番待ちするレベル。

SNS文化の発展か、2010年代から急速に自撮りが増えて来たような気がする。それ以前はよくあるスタイルで、お友達、カップル、グループで揃ってはいチーズな光景が多かったが、今日日それをやっているのはご年配の方ぐらいで、皆、「九份のライトアップにいる私」を熱心に撮っていた。


下の方は人いっぱいなのでトリミング。
もう本当にすごい人。

晩飯ブルース

腹も減ったので基山街で晩御飯にした。適当に食べた気がするのだが、本当に適当すぎて覚えていない。味も、そんなに覚えていない。多分、肉かけ飯とスープ。台北に来てからはそれしか食っていない。
串カツ屋みたいに自分でオーダー書いて店員に渡すんだと思っていたら呆れられた。え?書いてもらうシステムなの??リアルに「アイヤー」と言われた。

そして、何か甘いものと思って頼阿婆芋圓でスイーツを食べた。もう、日曜日だからかかなりの大盛況で店員の兄ちゃんがせっせとタロイモの汁を入れてどんどん客に渡していた。
ここではジューススタンドのようにややこしいやり取りはない。聞かれることは「ホットorアイス?」だけだ。猫舌なのでアイスを頼んだが、ぬるいのに氷が何粒か入っているものが出て来た。
思ったよりもぬるい…とか思わない。今日は寒いので気を遣ってくれたのだ。きっとそうだ。
そして、予備知識なしで食べてしまったのだが、私は豆類が苦手だった。ぜんざいがだめな人種だ。
そのぜんざいの、小豆が大きいバージョンのアタックをひたすら受け続け、半ば修行状態だった。

教訓、見慣れないものを食べる時はその材料に気を付けよう。そして、そのボリュームにも。

そうこうしている内に更に夜は更けて来た。

帰りのバスの時間があるのか、段々と人が少なくなっていく。


基隆の街を撮ってみる。


この辺りもだいぶ減って来たが、人が空いた分、じっくり撮影をする人たちや、じっくり自撮りをする人たちが増えて来た。
更に、おそらく日本のテレビだろう撮影班たちもいた。

ホテルがバス停の近くなのだが、物凄い人が並んでいた。そして、バスも10分置きぐらいの間隔でやって来る。台北行きは高速道路に入るため、安全上立って乗れないので整理券が必要との噂も聞く。
そしてタクシーも客引きをしていた。バスより割高だが、乗り合いをすれば費用が抑えられるのだ。「日本人女性二人が台北に戻る、乗り合いの相手を探している」と言われたが、「明日帰るので乗れません」と断るしかなかった。

バスの最終の時間に近付くと基山街の商店街も店じまいを始める。

こんな狭い道をゴミ収集車が走り抜けていく。

物凄い観光客で食べ歩きの屋台があると言うことは、当然足元ももの凄いことになっている。
商店街の方々は毎日それを掃除しているのだ。

九份迷宮編

人がいなくなると異世界感が増して来る。


心細くもあり、何だか妖しくもある。


人がいないので撮り放題。
防犯カメラはあるかもしれないが。


「なんか帰って来れへんような気がするで」


「ここで双児宮オチはやめてくれ」


この提灯が何とも怪しい。


人はいなくなってもこの辺りの飲食店は夜遅くまでやっているのがお客さんがいた。

撮り放題言うて、ラダマとサガだけやないかい!
すんません、他はホテルに置いてました…。

何時になったらライトアップ終わるんだろう、もしかして一晩中こうなのかな?と思っていたら消えた。
見る限り、21時30分ごろが消灯時間のようで、バスの最終も21時40分頃だった。


しかし、私はここに泊まるのでバスの時間は気にしなくて良い。
ひたすら夜の九份をうろうろしていた。


基隆の夜景と海龍…て、ほとんどわからねえ!

背景はこう。

千と千尋の~に似ているとされ、日本人にも大人気の九份。
確かに、夜のライトアップが非常に幻想的で美しい。
個人的にはこの界隈で一泊し、帰りを気にせずゆったりと過ごすのも良いと思った。
ただし、夜はカップル率が物凄く高まるので、一人で徘徊するにはある程度の精神力が必要とされる。私はもう慣れた。

ホテル編

そして、ホテルへと戻って来た。

このお洒落さ。あまりにお洒落すぎて初見でホテルと思わずそのまま素通りしたのだ。
しかも、かなり素敵な建物で、秘密の扉からファミマの隣まで出て来れるので、「さあファミマ行くか」「さあまた基山街行くか」が気軽にできるのだ。

夜の九份から無事戻って来たラダマイス。

「ただいまやでー」

相変わらず勿体ないほどの部屋の広さ。

その勿体ないぶりをもう一度。

天井も高い。

取り敢えず、天井が高くて広い部屋はテンションが上がると言うことだ。


なのでこのドヤ顔。

帰ってきたらまずシャワー。

なかなか良い湯であったぞ。
とは言えシャワー室のみで浴槽はなし。

浴槽がないのであれば浴室に未練はないが、バスローブへの未練は大いにある。

「貴様…!私のバスローブを勝手に!」

戯けサガ、貴様のでもないだろう。

何でカノンがオレンジかって言うと、壁のオレンジが反射してるんだよ。

さっきから気になっていたロフトの手すりのうねうね。

ちょっと遊んでみたくなる。

滑り台みたいだぞ!

だがその先は…。


「そのまま車輪に轢き潰されてしまえ!」
貴方の弟はそのまま潰されるようなタマではないですよ。

折角の九份だけど、

「ワシ、あんまり出番なかったな」


「いや?それ以上にない連中もいるよ?」


「さあもう寝るか!」

グリークスタイルの窓とサガ。

(…私のバスローブ…)


バスローブ姿のドヤ顔カノン。
「地中海と言えばこの俺であるな」
いや、ポセイドn…。


だがやっぱりこれは気になる。


その目的を小一時間問いたい。


地中海スタイルだが、こっちもなかなか似合う。


何かサガの雰囲気違うとか言わないで。

と、いう訳で今日はもうお休みだ。

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