WSTマイス北海道紀行-夏の陣-

知床温泉編

台風直撃が予測される中、とりあえずバスが出ていたので知床へ向かった管理人。
風雨か雨の中到着を想定していた。
それにしても謎なのだが、高速バスって寝られない寝られないと悶々としている内にいつの間にか寝てしまい、起きたら目的地近くになっている。

まだ先だろうとウトウトしていたら次の停留所なので慌てて飛び起きた。

バスは終始カーテンが閉まっているので全く気付かなったが、

…晴れているではないか…。

船の出航は午前10時、しかしウトロへの到着は朝の7時、まさか3時間もウトロ港を徘徊するわけにいかないので知床のホテルで行っている入浴&朝食サービスを利用することにした。

温泉はオホーツク海を一望できる露天風呂だ。


だが、うかつに立ち上がると外から丸見えだ…。


「日航札幌のスパに入り損ねた時はキレかけたが、まあ許そう」
バス停の場所を勘違いしていたので何のかんので入れていない。
寛大なお言葉。


WSTサガマイス、登別に続き知床温泉も制覇。
「馬鹿め、宗谷温泉こそが本命よ」


「宗谷も今回の旅行案にあったのだが、稚内空港から札幌・関西までの航空運賃が高かったので断念したのだ」
稚内自体は札幌から高速バスで移動できる。


「なかなかいい湯であったぞ」
浴室もバリアフリーに配慮した素晴らしい内装でした。
何時か泊まりに行きたい。

なんと朝食はバイキング形式。

これでもかと言うほど食べておく。


オホーツク海を望みながらの優雅な朝食。

知床観光船編

温泉に入り、朝食を食べ終えた管理人。
凄く優雅だが実質二時間しかなかったので物凄く慌ただしかった。

一応ホテルで観光船までの送迎をしているようなので、今日は観光船が出るかフロントで聞いてみたところ、何と出ていると言う。台風来てるのに…。

で、9時45分に送迎を希望していたがいざ来てみたら「何のこと?」状態になっていて焦った。
丁度チェックアウトラッシュだし頼んだ人と別人なので致し方ない。
幸い同じツアーに参加される方がおられたのでその方と相乗りになった。
荷物の整理をしたかったがそんな暇などない。

知床観光船はウトロ港の先の方に乗り場がある。

チケット売り場を超えてトンネルの先ですと言われてトンネルを超えてきた。
大量の観光バスがいっぱい停まっている時点で少し嫌な予感がした。

嫌な予感も何も。

「ネットで予約の時点で満員だったのだ。想定できた事態だろ」
だがダメもとで電話予約をしたらあっさり通ったのだ。

砕氷船おーろら号の図。

冬の間は網走から流氷ツアーに出ているが、夏の間は知床でクルーズ船として活躍しているのだ。


「知床クルーズを催行している会社はあと二つあったが、どうしても砕氷船おーろら号に乗りたかったのだ」
あと、大人数を収容できるのか値段が安かった…。


こちら姉妹船のおーろら2号。


「クルーズは知床岬までのコースでほんの4時間近くだ」
ちなみに一時間半の硫黄山航路もあるが、折角だから知床岬まで行こうと奮発したのだ。


救命ボート。
白くて丸い浮に見えて、実は展開してボートになるみたいだ。


何だかかわいい煙突。

小樽にしてもそうだが、写真の撮り方で全く人がいないように見えるがすさまじい人だった。
出航10分前に乗ったので致し方ないが、デッキのベンチに至るまで座るところが全くない。
収容人数400名とあったので本当にフルに入れたのだろう。


ちなみにこのトンネル付きの大岩はオロンコ岩と言うらしい。
海鳥の巣窟となっており、たくさんのウミネコが飛び交いそして鳴いていた。


ともあれ出航だ。

船にしても飛行機にしても電車にしてもバスにしても然り、絶景が見えるデッキと言うのは人でいっぱいになる。逆に、反対側は誰もいなくなる。
とは言えマイス撮影ができない程度にはいる。

オホーツク海の図。

台風が近づいているのに波は穏やかだ。


ウトロ港を離れていく。

この先、雄大な知床クルーズの景色を暫くの間お楽しみ下さい。
奇岩たちが見える。


多分この辺五湖の断崖。


知床連山を望む。
左からオチバカ岳(多分)、サルシイ岳(多分)、三峰岳(多分)、羅臼岳(多分)。


みんな大好きカムイワッカの滝。

陸地方面のデッキはあまりにも人が多いので時々海側のデッキに移動してオホーツク海を眺めていた。

イルカ、出ないかな→出ませんでした。
北方四島、見えないかな→残念ながら見る角度が違った。


もしかしたら雲の向こうにうっすらと映っているかもしれない。


私は海側からしかアプローチしていないが、この上も知床五湖などがあったりしてそれは素晴らしい景色なのだ。


光学ズームも使っているが、観光船も結構滝の近くまで来てくれる。


知床五湖の裏側。


こんなところに建物が。


さあ、いよいよ折り返し地点の知床岬だ。


ここで船は折り返していく。


北方領土、全く見えなかったな…。


その雄大さはまさにフェロー諸島のよう。


前方には雄大な硫黄山が見える。


再びカムイワッカの滝。
この上にはカムイワッカの湯の滝と言う温泉好きにはたまらない滝がある。
ちなみに、グーグルマップで確認する限り道はこのカムイワッカの滝で終わっている。
それ以降知床岬までは道なき道のトレッキングコースなのか…?


奥に見えるのが硫黄山。
途中、沿岸にヒグマが出たみたいでアナウンスされていた。皆ヒグマが見たいのでデッキに詰め掛けて見られない状態が続いたが、帰りに同じ場所に通りかかったらまたヒグマがいたみたいで、どうにか見えた。
ゴマ粒レベルで望遠レンズがないと見えない距離だった。
双眼鏡は必需品、なかったらレンタルもしています。


おーろら2号。

ここまでで大体二時間経っているので皆さんいい加減だれてくる。かく言う私もだれてしまって船室で休憩したり(補助椅子ぐらいなら空いていた)。かき氷を食ったりしていた。


そして他社の観光船も。


台風が来るはずなのに…晴れている。
そんでもってレンズに埃付きすぎ。

そしておーろら号は無事ウトロ港に到着する。

お疲れ様でした。冬も乗ってみたい。
サイトによると知床クルーズは今年は終了で、来年の流氷クルーズに向けて予約受付中みたいです。

ちなみに、グーグルマップでも知床クルーズを疑似体験出来たり、知床の雄大な自然を四季の写真を織り交ぜて投稿されてありますので、知床の雄大な光景をもっと楽しみたい方はそちらからもどうぞ。


「なかなか素晴らしかったぞ知床観光船!またいつの日か乗ろう!」


オロンコ岩とオホーツク海。
後で知ったがオロンコ岩、登れたんだ…。


「馬鹿め。後悔役立たずよ」

さあ、ウトロに向かうぞ。

そんな途中でこんなに立派な立神岩が。
ゴジラ岩と言うそうだが、あれ、何処かで見たような…。確か与那国島で…。
ここも海鳥の巣窟だった。

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