マイス屋外撮影マニュアル

前項では機材と場所をざっと説明したが、
今回は時間な場所などの実践的な部分を説明したいと思う。

ちなみに、これも素人判断なので本格的に写真を志しておられる方は
他のサイトに移動されることをおすすめします。

また、これは私の持っているカメラを基にした所見であり、
機種や性能によって撮影結果の差異が出てきます
ので飽くまでも参考の一つに。

実践編

その一 時間帯

屋外は太陽光の変化によって撮影結果に差が出るので、結構時間帯には気を使います。
日が暮れると光量が減り、シャッタースピードが遅くなって被写体がブレるからです。
携帯でイルミネーションを撮ったが、光が延びてしまったと言う経験はないでしょうか。
最近のカメラは高性能になって来ているので、そう言ったブレは昨今では少ないかもしれません。

さて、撮影時間帯ですが、大体冬場なら午後4時ぐらいまで、
夏場なら午後6時までを目安にしております。
ぶっちゃけ、日没時でも日が当たっておれば撮影が可能ですが。

日没後の撮影、夜間撮影は基本的にブレとの戦いです。
街灯の近くで撮らないと、被写体すら感知出来ません。
ウチのカメラがその程度の性能だからかもしれませんが…。
ピントの自動認識が上手く働かないと、多くのバッテリーを消耗します。

夜間撮影は辺りが暗いので周囲の通行人に撮影をしていることは基本的には判りません。
カメラの性能に自信のある方、夜間撮影向けの方は夜の撮影をおすすめします。

ちなみにフラッシュは、ものが人形なので諧調が飛んでしまいおすすめ出来ません。
フラッシュ失敗例。
フラッシュ失敗例。

ブレを防ぐにはISO感度を上げると言う常套的な手もありますが、高感度ノイズが出て色の抜けが悪くなり、補正に手間がかかる場合があります。


その二 場所

撮影場所と言うのも結構重要です。
例えば同じ晴天の日中でも、日陰と日向では雲泥の差があります。
カメラは人間の目程高性能ではないので、日陰だとどうしてもブレてしまいます。
木陰のブレ。
人間の眼には明るくても結構ブレる。

逆に日が当たっているとシャッタースピードが早くなるので結構大胆な構成の写真が撮れます。
周りに人がいなければ…。
ただし、撮影する背景によって、撮影結果に差が出てきます。

例1:砂浜編

砂浜の図。
例えば、砂浜の場合は周囲の風景のトーンが平坦なので比較的被写体が際立ちます。
ただし、砂浜海岸は照り返しが強いので日の向きによっては逆光に悩まされます。

どうしても海とマイスを撮りたい、
しかし逆光はイヤだと言う場合はフラッシュを使うしかありません
フラッシュの図。
しかし、場合によっては合成臭くなります。

例2:森林・木漏れ日

実は林の方が結構難しいのです。
一つは、木陰は意外に光量が少なくてブレること。

次に、新緑の季節なとは葉の色で色かぶりをおこすこと。
緑かぶり。
全体的に緑っぽいがこれは好みの問題。
無理に直すと嘘くさくなることも。

そして、一番注意しなくてはならないのが木漏れ日で、
背景とのコントラストで被写体が際立たなかったり、
下手したらトーンが飛んでしまうことがあります。
諧調飛び。
バランスを取ろうとして背景の色を優先した結果、
元から明るいマイスの顔が飛んでしまったと言う訳です。
光量条件が良くても背景の色が暗いとカメラが自動的に背景の色を選択して
被写体の諧調が飛ぶことがあります。
ちなみにこのサンプルですが、これでも直してあります。

マイスの種類によりますが、基本的に肌の色の濃いマイスはコントラストに強く、また緑の色かぶりを防げます。

例3:建物

ここで言う建物は屋内ではなく建物をバックにしたパターンです。
先ず、条件から言うとここ!と思える観光名所は必ず人や現地の係員がいます。
建物が大きい場合は人のいない死角から撮ります。
通天閣と私。
何と、近隣の駐車場から撮っていた。

ただし、余りに遠くから撮ると被写体が人形なのでどうしても背景がピンぼけし、
下手をすると背景に何があるのか判らなくなります。

後ろにみなとみらいがあるんだけどなあ…。

これもカメラの性能なのか私が建物を撮影する時は建物か被写体かの選択を迫られます。
その場合は、先ず背景だけ撮って周囲の雰囲気を紹介し、
その後にマイスの写真を持って来るようにしています。

しかし、背景もマイスも写したい!そんな方も当然おられるはず。
事後編集になりますが時間と手間を掛ければできます。
後は画像編集ソフトがあれば…。
そう、合成です。
要は簡単、被写体にピントを当てた写真と背景のみの写真を撮り、
被写体を切り抜いて背景に乗せるだけです。
それだけだと合成臭いので、適度に背景をボカして下さい。
また、基本中の基本ですが、出来るだけ同じ角度・光源で撮って下さい。

実例。
もろ合成。
背景がやたら鮮明で不自然なので合成と気付いた方も多いはず。

基本的に合成は良しとしないのですが、どうしても使い物にならない時や
ネタの度合いが高い時は合成を使います。
これも合成。
これも合成。

このように、時間と手間暇かけても結構バレバレなので、
やらない方が潔い場合もあります。

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