WSTマイス台湾紀行

北投温泉編

温泉街のためだけに作られた路線、北投-新北投間を乗り継いできた管理人。
乗車時間ほんの五分足らず。
なんで北投温泉界隈のホテルが北投駅まで送迎してるかわかる。

駅に着くなりこんなモニュメントがお出迎え。

温泉の妖精たちであろうか。

新北投駅と私。


さあ、新北投だ。

チェックインしよう

因みにホテルは、駅直近。
画面右手の信号を渡り、警察署の斜向かいだ…と、思っていた。
バウチャーに書いてあるホテル名と同じなので安心してチェックインしたが、どうやら裏口だったようだ。
二名予約で私一人だったので、また「一人で泊まるんかい」と笑われた。もう慣れた。
そして、チェックインで有無を言わせず「クレジットカードを出せ」と言われた。そうかそうかデポジットかと思っていたら、そのまま決済だった。
実は宿代の現金も尽きておりクレジット払い希望なので丁度良かったが、現金の選択肢はナッシングなのか…。

ホテルは基本18時チェックインで、それ以前の時間は部屋に入れて貰えないと予約サイトには書いてあったし、メールでもそのようなメッセージが来ていた。

だが、部屋の用意ができているとのことで、まだ15時過ぎだが通してもらえた。
一人で泊まりに来て笑われる部屋は大体広い。


「かなり広いお部屋ですやん」
予約を取る際、ここはラブホテルなのか果たしてそうでないのか、ホテルとしてのグレードは一体どうなのかひたすら悩んだ。

だが杞憂だった。

「良い部屋ですやん」

何故に北投温泉。

「室内にかけ流しの温泉がありますのんや」


そう、全室温泉付き。
そんでもって窓がない代わりに浴室からベッドルームが見える…。
何なのかこの構造と思っていたが、入浴中部屋に不審者や泥棒が入って来ないかどうか心配しないで風呂に入れるメリットがある。


「お風呂からベッドルームが見渡せますねん」


何と言うかラブホ仕様…。


温泉付き個室にテンションが上がるサガマイス氏。

予約時に散々どうなのか悩んだが、

「バスルームとトイレは別れていました」
地続きだと何とも言えない気持ちになる。取り敢えず、シャワーサンダルが欲しくなる。


洗面台は広々。
まあ良いかとアメニティとかは撮っていない。


「しかも、露天風呂付き大浴場もあるのだ」
これはテンションが上がる。

温泉街を街歩きしよう

だがその前に、折角なので温泉街を巡ってみるぞ!

こちら正門の出口。

北投温泉には地獄谷公園と、足湯広場、そして水着着用の公衆露天風呂があるのだ。
気温は20度そこそこでちょっと肌寒いが、足湯対策にビーチサンダルまで履いて気合を入れて出かけた。

さあ、公衆露天風呂は?
水着着用は着用だが、厳しい規定があった!
うっわー、折角気合入れて日本から水着持って来たのに…。セパレートだよ…。セパレート禁止って、知らねえよ…。
絶対に下着で入る馬鹿とかいたからこんなに細かいルールになったんだと思う。

で、がっかりとして公衆浴場を去ったわけだが、今になってこの写真を見てみると、「セパレート禁止」なのではなく、「スポーツブラ&ホットパンツ禁止」なのかもしれない。
だが、外国人が紛らわしい水着を着て入ろうとすると、現地人につまみ出される危険性もある。
しかも、男子の規定が異様に厳しい。同じ水着なのに海パンじゃダメなの??

知らずに券売機で券を買って途方に暮れる外国人を何人か見かけた。

ではしゃあないなと地獄谷へ向かうことにした。

途中、ここの溝で足湯をしている女の人がいた。
足湯広場があるのに。その理由はいずれ分かる。

さあ、皆さんお待ちかねの地獄谷公園。
台湾にも地獄谷ってあるんだ!と喜んで来てみたが、

まさかの地熱谷。
現地で看板見る瞬間まで全く気付かなかった。

地獄谷でも地熱谷でもどっちでも良い!公園に入れてください!と思うも、


メンテナンスのため月曜閉館。
…知らなかったよ…。


「地獄谷と地熱谷を間違えるって、馬鹿か?」


「しかも休館日じゃねえかゴルア」
公衆露天風呂に続くこのがっかり攻撃。


事情を知らない観光客の何人かが文字通りの門前払いを受けて途方に暮れていた。

そして、最後の頼みの足湯広場も、メンテナンスのため月曜日閉館だった。
あまりの忌々しさに写真すら撮っていない。

三段構えでがっかり攻撃を喰らった管理人、すっかり意気消沈した。

と、言うか途方に暮れた。そこら辺を歩いている観光客も同様だろう。

日本の温泉郷にもあるけどさ、

なんか一昔前の病院みたいな建物だな…。


近づいてみた。温泉付きのホテルなのか。


ここ北投温泉には結構日帰り温泉があるみたいだ。
だが、がっかり攻撃を受けまくった結果、どうでも良くなったのでスルーした。
何か雰囲気的にも入りづらいものがある。

ところで、ここ北投温泉には「北投石」なるものがあるようだ。
去年、管理人母がツアーで台湾に行った際、北投石のブレスレットを買ったと自慢してくれた。
安物は偽物だが、これは高かったので本物だと言う。
それは良い買い物をされましたねと思いつつ、その北投石が一体どんなものかいなと思って北投温泉界隈をうろうろしていたが、見当たらなかった。
そもそも、土産物屋自体見つけられなかった。あったら売っていたのかもしれない。
翌日、空港をうろついたが北投石の「北」の字も売られていなかった。


そして小川は立ち入り禁止。
いや、そこで足湯をしようとは思わないけどさ。

仕方がないので流れる川を眺める。

そのついでにカメラのシャッタースピードとか弄って遊んでみる。

遊びにも飽きたらその辺をうろうろ。


北投渓のほとりをうろうろ。

北投温泉は日本の温泉郷とかなり似ていると言われる。

「それは台湾各地の他の温泉にも行ってみないと分からんな」


「礁渓温泉とか谷関温泉郷とか朝日温泉とか」
どんだけ温泉好きやねん。


やっぱり亜熱帯だ台北。

北投の鬼。

「とりあえず、地名+鬼を付ければよい風潮」

適当にうろうろしていたらこんな場所が。


「…と、言うことは洞穴でもあるのか?」


と、いう訳で洞穴探しだ。


そんなものはなかった。

「ま、かつてこの辺に防空壕があったと言うことだろう」


「とりあえず、旅行中一回は屋外撮影をしたって感じ」

いよいよ何も無さそうなのでホテルのある駅前方面へと戻る。

排水溝の網蓋から熱気が出ていた。ビーサンの脚に温かい。

北投温泉にある図書館。

結構お洒落な建物だが、私が来た頃にはもう閉館時間だった。

で、お腹が空いたので駅前方面を徘徊して何かを食べようと思った。
新北投の駅前はマクドやケンタッキーが立ちならぶ。そして、吉牛まで。
…食べ較べも良いかもしれないが、やっぱり台湾まで来てマクドなんてと言う気分になる。

途中、スーパーにも立ち寄ったが、出来合いものの総菜は売っていなかった。

台北でも見たのだが、「大腸臭臭鍋」と言う、結構インパクトの強いメニューがある。
店の名前だったのかもしれない。
大腸はモツであることが想像つくが、あれ?モツって小腸じゃなかった?台湾では大腸も食べるのか??

そして、初見の状態だと大腸でかつ臭臭の名前からして最早アレしか思いつかず、鳥の足、豚の血料理に次いで敬遠してしまった。臭臭は臭豆腐と言うものであることを知るのは帰国してからだ。

何のかんのでファミレスかチェーン店のようなところへ入る。

ここでも店員から「あ、こいつ、中国語喋れないのか」な反応を受ける。すまんな外人なのに見た目がそっくりで。
肉かけご飯とコーンスープ。コーンスープ、美味しい。


何か最後の夜なので豚の生姜焼きとか牛肉スープとか頼んだ。だって、使い道のない1000元を崩したかったんだ。

食後、何となく気になってICカードの残額を確認したら17元しか残っていなかった。ICカードは払い戻しができないのでなるべく使い切るべしとある。
とりあえず、当日券売機で切符を買うのも面倒なので、北投駅で台北駅までと台北駅から空港までの交通費をチャージすることにした。
チャージは券売機でもできるが、何故か残高の確認もチャージもできなかった。おかしい。まさか一卡通だからか。しかし、台北MRTの他の駅は残高の確認はできた。
コンビニでもできるらしいが、取り敢えず駅の窓口でチャージしてもらうことにした。
言葉が通じなくても漢字の筆談で何とかなる。

明日の交通費の都合ができたら、後はホテルに戻るだけだ。

ページの先頭へ戻る
前のページへ戻る次のページへ行く
メインのページへ戻る