WSTマイス スペイン紀行

アンドラ・ラ・ベリャにある名物スパ「カルデア」に向かうWST管理人。
これが結構修行だった。

カルデア編

一旦ホテルに戻り、荷物を整理した。
流石に道中ずっとクロックス(しかももどき)はなあ…と思っていたが、街歩き用に持って来た靴が長時間歩行用でなかったうえに、爪先が窮屈すぎて爪が割れていた。あら痛い。

これからスパへ行くのだからクロックスもどきで良いかと思っていたが、それからスペイン紀行の道中ずっとクロックスもどきだった。旅行の足元はお洒落よりも歩きやすい靴なのだよ。

カルデアへはこの道をひたすら東に向かうだけ。


小さな街なので地理は単純。
とは言え、メインストリートと幹線道路をごっちゃにしてなかなかホテルへ帰れなかった。

山間の峡谷の街なので何かと高低差がすごい。

何とトンネルが。


建物と建物の間を通り抜け、

この辺で不安になってグーグルマップ様にご登場願っていた。
一本道なのに…。

グーグルマップ様の助力もあって、漸くカルデアが見えて来た。

なんつう先鋭的な建物…。

中はこう。

入った途端、湿度と熱気を感じた。
因みに、スパがあると言う情報だけで、どんな施設でどのような内容かを全く知らない。
その上このお洒落さ加減なので何だか帰りたくなって来た。
案内がほぼカタロニア語だ。帰りたい…。


階段がお洒落すぎて泣く。

だが、折角ここまでやって来たのに、何だかスパがお洒落なので帰りたいは少し情けない。
徘徊の結果、受付は地下なので意を決して入ってみることにした。

受付の兄ちゃん、一生懸命英語で対応してくれるも英語が聞き取れない!出されたパンフレットはカタロニア語…。
パンフレットはよく見たら、英語と何故かロシア語表記もあった。
そして、入場料ほんの37ユーロ(2015年当時)…。旅行に行く時、一ユーロ132円で換金している。実に5,000円近く…。帰りたい…。

だが、折角ここまでやって来たのに、何だか高いから帰りたいとは少し情けない。
5,000円だって、出せない金額ではない。これが50,000円なら尻尾巻いて帰るが。

さあ、入ってみたがここから先も修行だった。意味の分かっていない東洋人女なので受付の兄ちゃんも「ここから入るんだよ」と案内してくれるが、彼が案内できるのは飽くまでも入口だけで、更衣室までは無理だ。

ロッカーの位置がわからん。あったとしても、ロッカーのカギが開かない。
カードキータイプで開け方にコツがいるので理解するのに10分ぐらいを要した。
着替えが済めば後はプール…いや、スパに直行だ!

まずは屋外スパ。

平日だが、結構人はいる。
見渡す限り、撮影禁止の明確な表記はなかったが、他のお客さんが写している姿を見ても良い気分しないだろうとこっそり撮っていた。
後に、Goproで堂々と撮っている人を見かける。

このように、屋外からはアンドラ・ラ・ベリャの街並みが見える。

丁度日没。

アイスランドに続きアンドラのスパも制覇。

「私はあまりスパは好きではないのだがな」
水の中から照明が当たっているので光源の確保は楽勝だろうと思っていたが、無理だった。
水の流れがあるので流されないように踏ん張るので必死だった。

寒いので屋内へ退避。温泉ではなく温水プールなので結構冷えるのだ。
さて屋内は、

謎のどんぶり鉢出現。

この設備。入場料5,000円も頷ける。

中にはテラスもありバーもある。
この設備なら5,000円も納得…あれ?大阪のスパワールドは1,200円…。

さあ、DBの神様でも居そうなどんぶり鉢だが、

ここの階段からどんぶり鉢へと上るのだ。


中はジャグジーなのだ。

そんなところで撮ると当然こうなる。

大きくしても仕方がないので縮小表示だ。
「極楽であると言わせてもらおう」
撮影者はともかく、被写体は満足な模様。

因みにこのどんぶり鉢、他のどんぶり鉢から丸見えで死角が少なく、その上人気があるので撮影は非常に困難。だからこんなのしかない。

そしてこのどんぶり鉢、微妙な大きさなので他のお客さんと一緒になると微妙な空気になる。
なのでどんぶり鉢脱出。下のプールへと向かう。

上の方はバーやエステがある。


ところで、管理人には今一つこのスパと言うものがわからない。
プールのように泳ぐ場所でもなさそうだ。水中バレーなど以ての外だろう。
ただ浸かるだけにしては水温が低くて深い。浮きがある施設もあるが、大体のお客さんは水中を歩き回っている。クロールは推奨されないらしく、主に平泳ぎをしている。

この人がスパが気に喰わない理由は、

「水温や深さの問題ではない。水着着用が好かんのだ」
開放感が無いからの模様。

スパ文化が良く分からないのは夏はともかく、その他の季節が結構寒い。
欧米人は寒さに強いから平気なのか?だから動き回っているのか?
因みにここのスパはこのどんぶり鉢ゾーン、屋外ゾーンの他にサウナやアジアンテイストの温浴ゾーンがある。
温浴ゾーンはインドネシアあたりの遺跡を模していて、温かいお湯で腰まで浸かる日本式の浴槽だったが、物凄く混んでいた。皆、寒いんやないかい!
人いっぱいなので写真は撮っていない。サウナも、人がいたので撮っていない。

と、いう訳で写真を撮るのを諦めてあちこちをウロチョロしていると、次第に人が増えて来た。
そして、10時を回るとどんぶり鉢広場がクラブゾーンに。
照明が落ちてレーザーライトに変わり、トランスが掛かるのだ。
平日なのにクラブイベントかよ…。流石はクラブ先進国。そうか、スパとはそういう楽しみ方もあるのだな。
当然、カップル比率も高まり、あまり夜遅くになると危険なのでこの辺りでスパを後にした。

出て行く時に気になった、されこれは何でしょう?

ドライヤーでした。下のレバーを引っ張って高さを調整する奴。
今一つ要領がわからず、よう乾かせなんだ。

出た頃には22時。一人旅なので当然一人で歩いてホテルに向かうしかない。
おっかなびっくりで歩いていたが、メインストリートには人通りもあり、女性も結構歩いていた。ほぼ全員友達同士かカップルだけどな。

ただでさえ東洋人は目立つのに、女一人だと余計に目立つ…のは自意識過剰。

面白い傾向だが、欧米人はカップルもしくは友達同士で3人以上でつるむことは少ないのだが、アジア人は家族総出で移動していた。
遠い国まで家族旅行で来るのだから、纏まって歩くのも当然か。

思いのほか治安が良かったことに安心したのか、

夜遅くまで営業のショッピングセンターに入った。

とは言え、メインストリートからホテルに向かうまでの道は結構暗くて人通りが少なく、強盗に遭わないことを祈りながら歩いていた。

で、無事ホテルに帰還。
そう言えば、

「おのれ!俺の出番が全くないではないか!」
海では出ずっぱりだが山間地だと全く出番が無くなる海龍カノン。
だが、こいつ以上に出番のないものもいるのだ。

海龍の叫びなど露知らず。

冥サガEXのブーツに興味津々のラダマ。
お洒落やなあそれ。

サガ、と思ったら何か雰囲気が違う。

「何で俺…ヨーロッパにいるんだ…?」
弟だって何となくで北欧まで持って来られた。

そのサガ本人は。

「いい湯であったぞ」
あれを湯と言うのか…。

スパではなく温泉希望。

「次はバーデンバーデンのカラカラ浴場に行ってみたいな…」
多分、カルデアと似たようなものだと思う。

と、言う訳で、明日はバルセロナ空港からメノルカ島へと向かうぞ。

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