WST in Guam Island
駐車場から道路への右折時のバンパーを擦った気がするが、構わず運転していた管理人。
現地のカーラジオを付けてご機嫌で運転していたが、いかんせん謎の警告音が鳴り響いていた。
そして、メーター横には「BRAKE!」の警告が出ている。ブレーキの綴りを知らんかった管理人は何と、どっか壊れているのかと勘違いした。しかし、走行には異常なさそうだし、鳴らない時もある。
その件でレンタカー屋に連絡するのも面倒なので、そんなもんだと少々うるさくて耳障りだが放っておいた。
これが「サイドブレーキ完全に解除せい!」の警告であることに気付いたのは次の日だった…。解除はされていても完全に降ろしきれていなかったのだ。
この程度の知識しかないで運転なんて…。あ、目から汗が。
メリッソ編
その後もあてどなく島内を流されていた。
北部の方に空軍基地があるのだが、あれがいい感じに国道と繋がっていて、ぼさっとしていたらそのままうっかりゲートまで入ってしまう。
一回目はうっかり入ったマヌケを尻目に「引っ掛かるかよバーカ」と左折してかわしたが、二回目、三回目で見事に引っ掛かってゲート前で泣きながら必死で転回していた。
一回目かわしてなんで次引っ掛かるのか。何処までマヌケなのか。
ドペーパーで海外を運転する時点で何かと無謀だが、ドペーパーらしく目的地を設定して運転できないでいた。
天気も思わしくないのでそのまま島内を放浪。
北部は空軍基地とゴルフ場ぐらいしかないが、三週ぐらいしたんじゃないかと思う。
で、気を取り直して今度は南部へと向かってみる。
ラジオからいい感じの曲が掛かっていたが、今日に至るまで何の曲か分からずじまい。
昼下がりに差し掛かったのか天気は少し良くなって来た。
メリッソ近郊にいい感じの入り江があったので車を降りてみた。
出て来たのは海龍ではなく双子座。
そしてサガ、
ラダマ。
ビーチを眺めながらのんびりしている。
平日の午後なので長閑なものである。
そして海龍出現。
ところで、背後に十字架があるのは何故なのか。
それは、
目の前に教会があるからです。
だから双子座カノンの登場がなかなかに多かったのだ。
陽が出て来たからか、
『ちょっと暑いな』
更に少し車を走らせる。
途中、スペイン古橋とかあったが、後続車もあったので橋を尻目に通過する。
またしてもいい感じの入り江発見。
いい加減泳いでも良いかもと思いつつ、車上荒らしが怖くて泳ぐ度胸無し。
『そこはぱーっと泳いじゃえよ』
またしても教会発見。
昼下がりになって来たのか大分天気も良くなって来た。
そう言えば今回は弟もいた。
肌の色がそうなのか今ひとつ南国情緒が出にくい。
何つうか、バナナ畑を管理している人に見えてしまう。
『つまり、農業向け相か』
教会と言えば俺だ。
以上、威風堂々のカノンでした。
『…良い時間だし、そろそろ帰るか…』
放浪時間の割に大した写真もないままホテルに帰還することに。