WST in Guam Island

去る2011年4月、WST管理人は遂に海外進出を果たした。
行き先はグアム。…手配は、楽天トラベルのチケットとホテルがセットになったあれ。
とは言え、時期が時期で、大震災の直後に海外旅行なんて不謹慎!な意見や、先の見えない福島第一原発の現状を見てすっかり意気消沈し、パスポートは取ったが、当初は旅行を自粛して通常通り出勤しようと思っていた。
が、会社の人に今動ける人間が経済を動かさんでどうすると発破をかけられ、それもそうだと気を取り直し、国際免許も取って行くことに。

出発・出入国編

旅のはじめは支度から。

『遂に、海外進出であるわ!』
旅のお供はカロリーメイト。

一方、管理人は今回の旅行に供えて97Lハードキャリーを購入したが、色々入れたら既に容量の80%を占めてしまった。

『…出国前にそんなに持って行って大丈夫か…』
帰国時には栄光の50ポンド越えしました。

準備もそこそこに、関空に向けて出発。
京都は桜シーズン真っ盛り。
飛行機は21時発。
仕事帰りだと微妙に間に合わないのと、確かこの日から料金体系が春休みから平日に移行して運賃が下がったからだと思う。

淀屋橋から御堂筋線で梅田まで。

20kgキャリーを引っさげて、淀屋橋から梅田までを歩く根性が無いのだ。

途中、海遊館のフグ展のポスターに目を奪われる。

…ちょっと行きたい。

お馴染み、梅田発関空行きバス乗り場。

何で京都から乗らないでわざわざ梅田へ出るの?と言われそうだが、梅田で乗り継いだ方が片道700円安いのだ。

未だ日は出てるけど、

バスは走る。関空に向けて。

後、梅田からバスに乗る理由はやはりこれ。
要は工場フェチ。
臨界工業地帯を堪能できるのだ。
京都行きはルートが変わるのでこれが見られない。

で、バスは我らが関西空港へ到着。

4Fが国際線カウンターであったと、利用して初めて気付く。
この最上階独特の天井の屋根屋根しさ。…天井裏無いのかな。

国内線とは異なり、世界各国の航空会社カウンターが軒を連ねる。
今回は楽天経由なので、団体カウンターでバウチャーを渡してチケットを受け取った。

で、我らがコンチネンタル航空CO928便は…カウンター、未だ開いてねえ。
仕方が無いのでキャリーを引いてショッピングセンターうろうろ。
正露丸糖衣と、スキミングガードを急遽調達していた気がする。

で、カウンターがオープンしたのでチェックイン。

出発まで、後一時間半。

国際線名物免税店徘徊。

…やべえ、どれも縁がねえ。
タバコが安いと山積みでカートン売りされていたが、非喫煙者なのでどうでも良い…。

で、ギリシャ編でも触れたが、関空は直近が国内線ターミナルなので、国際線は端のターミナルまで移動せねばならない。
その移動距離も半端ではないので、10分間隔で出る専用トラムに乗る。
…関空は結構利用していたが、トラムの存在は初めて知った…。

時間ギリギリで逆方向乗ってしまったらどうなるんだろうと言う素朴な疑問も程々に、

出発ゲート近くで大人しくシットダウンして待つ。
生まれて初めての出国審査で、かなりドキドキしていた。
とは言え、審査官が顔を見てパスポート見て判子で終了だった。

初めての海外旅行で、神妙な気持ちで出発の時を待っていた筈だが、

こんなもん撮っている。
『…自分、早く着きすぎやねん』

それにしても、こんなもんもって良くぞ無事に保安ゲートを潜れたなあ。

『ビビっていたわりに、国内線とほぼ変わらんかってん』

で、ほどなく出発の時間に。
夜便なので、外の景色を撮ることもできず、また深夜便なので乗って早々に寝てしまった。
…機内で目が覚めると、目の前のテーブルに機内食が、そして、周囲の皆は機内で配られた出入国カードと税関申請書を書いている。
居眠りしていたがために…。
まるで給食を食べ終わらないまま5時間目に突入してしまった児童のような心境。慌てて機内食を食べ、書類に取りかかるも、書くものを持っていない…。
教訓、旅行には必ず筆記具を持って行こう。

なけなしの英語でフライトアテンダントからポールペンを貰う。こんなマヌケの為にボールペンもサービスで配られているようだ。
飛行機の機内で貰うグッズって、ボールペンにしても何かウェイトが違うと言うか、特別な輝きを放っている。帰国後コンチネンタルボールペンを大事に使っていたがそのうち割れてしまった。

問題の出入国カードであるが、英語で何のこっちゃわからない。税関申請書これも何のこっちゃわからない。少なくとも、観光で行く人間が行きがけに書くものではない。
しどろもどろで必死こいて書いたら、持っていたガイドブックにお手本が書かれていた。
こう言うことは、帰国後に気付く。

そうこうするうちに我らがコンチネンタル航空CO928便は、午前1時半過ぎにグアム国際空港へ到着。
人の流れに乗りながら入国審査ゲートへとふらふら向かう。
何処の国でも入国審査は撮影禁止だが、スーパーのレジカウンターみたいな所に審査官が立っていて、色々と質疑をするようだ。
本当に、スーパーのレジカウンターそっくりだった。やたらでかい扇風機があちこちにある以外は。

そうです、ここは既にアメリカ合衆国。審査官は紺の制服を着た、保安官みたいな風体の白人のオッサンだった。入国審査で聞かれそうなことは機内で予習した筈だが、いざこの威圧的な審査官を前にすると緊張で吹っ飛ぶ。
内容は、『何処へ泊るのか?』『何日まで滞在するのか?』『職業は何か?』『現地で友人と会う予定はあるか?』滞在日数を英語で言おうとしても、出て来ない。職業なんで英語でなんて言うんだこんちきしょう!
無理に英語で言おうとすると『Speak Japanese!』とがなられる。

何でこんなオッサンに怖い口調で根掘り葉掘り聞かれるかと言うと、背景として一人でグアムに来る奴が麻薬の運び屋であることが往々にしてあるからだ。これは老若男女問わない。南米経由で合衆国に入って、そこから日本に密輸される黄金ルートだ。
なので、審査官に運び屋かどうかを疑われてここに来た目的を散々聞かれる。こっちもそんな気更々ないと言うか、そんな事情帰国後知ったのでビビりながらも正直に答えるしかない。

オッサン的に私はシロだったのだろう。パスポートに判を押した後、先程の口調とは打って変わってニッコリと『Have a nice Travel』と言ってくれた。這々の体でレジカウンター入国ゲートを突破した私は、何を思ってかサムズアップで答えてしまった。
意味不明の行動であるが多分、その親指を下向きにしたかった気持ちがかなりあったに違いない。
出国前にESTAを申請していたからこれでも若干スムーズだった。していない日には、生年月日から現住所まで復唱させられていたと思う。
そんでもって、鞄に満載の怪しげな人形のことに付いてはついぞ何も聞かれなかった。

で、這々の体で回転寿からキャリーを受け取ってゲートを出る。
初めての海外、初めてのグアム、第一印象は…、

沖罠に来たんじゃないかと思った。
南国独特の湿っぽい匂いと湿度。乾燥している日本の四月と一線を画す。

そっかー、ここは実は沖縄かーとぼけっとしていたら、私の名前を書いた札を持ったお兄さんが目の前をうろうろしていた。
そうでした、深夜着なのでオプションで送迎を頼んでいました。
グアムは基本送迎はホテル代にチャージされていたと思う。

ホテル編

で、疾風のごとき早さで予約していたホテルに。今回利用するホテルはランクで言えば3ツ星級。滞在日数が長いので、そんなにお金は掛けたくなかったのだ。
で、なんせ海外旅行慣れしていないので。送迎のお兄さんにチップを渡すタイミングを忘れ、そんでもってチェックイン時にフロントに「クレジットカードを出せ」と言われて「料金は予約時に支払った!」と大抗議。

クレジットカードを誰が出すかと強硬姿勢の管理人に這々の体のフロント。深夜なので日本語で説明できるスタッフがいないし、こっちも英語が理解できない。
そこで、日本語で書かれた冊子を持って来た。そうです、保証金預かりシステムデポジット。
今の今までデポジットのいるホテルに泊ったことが無かったのか管理人…。
しんみりと萎縮して大人しくカードを出す。

で、部屋へと案内。

一泊67ドルぐらいだったが、まさかこんなに広いとは!
当時は円高(1ドル=84円)だったので日本円に換算すると約5.600円。ビジネスホテル並みの価格だ。
似たような設備で日本国内なら1万は下らないだろう。
海外って物価が安い!と舞い上がるも翌年ヨーロッパでそれは幻想に過ぎないことを痛感する。

ホテルへ到着ラダマイス。

『…すごいやん?ゴージャスやん?スイートルームみたいやん?』
驚きのあまりマチコさん状態。

これで約67ドルは破格だと思うぞ。

『リゾートホテルやん?流石は合衆国、物価が安いやん?』
その一言に尽きる。
とは言え、楽天トラベルの航空券と込み込みパックツアーなので、旅行代金の総額から飛行機代を差し引いて日割りした金額で算出している。なので、正規の料金とはまた異なると思う。

サントリーニのアトランティスホテルにしてしかり、閑散期に長期滞在なのでそれなりの部屋を用意してくれたのかもしれない。

『こんなお部屋で5日間も過ごすって、うきうきやん?』

うきうきアメニティーチェック。まずは、

『ベッドにキャノピーみたいなポール立ってるやん?』
何かここが一気にリゾートホテル感を上げている。

まずは水回りチェーック!

『洗面台は大理石やん?そんでもって、広いやん?』


『お風呂は広いやん?』


『そんでもってー』


『お風呂場の向かいのサイドテーブルにはウエルカムのお水があるやん?』


『お茶もあるやん?』
日本人向けに煎茶も。

なんとこいつが。

『梅昆布茶は無いのか!?』
『…いや…、流石にあれへんやろ』

そして、テーブルではいち早く鬼が寛いでいた。

『深夜の2時回ってんだぜー?さっさと寝ろよ』

今回リゾートホテルだったので急遽マイス用のデッキチェアを持って来た。
そして、ガウンも必須だった訳であるが…。

『なはははは!サガ!お前まさかその格好で飛行機に乗ったのか!』
着るタイミングが早すぎた奴もいる。
笑い転げる兄弟よりも、呆れ返る同僚の視線の方が痛い。

別に伊達酔狂で来ている訳ではない。

『黙れ愚弟!数少ないガウンを貴様等に取られぬよう、先に着て自衛しているまでよ!』
だからと言って国内から着て来るか?


でもまあ確かに似合う。


深夜着とは言え、もう午前三時を回っているので寝ようと思う。


『おまく三つもあるやん?ハーレムやん?』

枕ハーレムを満喫するラダマ。

ものが人形なので妙に神秘的光景に。

が、

満喫もつかの間、先客がいた。

この緊迫状態。

何となく次の行動が予測できる。

捕まった!

『夜も遅いからもう“寝る”ぞ!』
『ギャッ!!!!』

こいつの「寝る」が何なのかは言わずがな。

気分はすっかり新婚さん。

一方、他の双子座類はデッキチェアーで寛いでいた。

『…全く愚兄は。何処に行っても変わらんな』
『オマエモナー』

と、言う訳で初日は深夜着なのでホテルに着いて即爆睡。
明日は島内徘徊だ。

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