三巨頭&双子座兄弟+α in 久米島旅行記

初日は三月末並みの陽気で幕が開けたWSTトラベル久米島編。
今日も同じ陽気だと思っていたらそうは問屋が卸さなかった。
おっかしいなあ、問屋は先週末で退職した筈なのになあ…。

久米島周遊観光 ヤジャーガマ編

よくわからない遊戯に明け暮れたが、先日の徹夜が堪えて冥闘士サガの変態カットを最後に寝てしまった管理人。
翌日、眠い目をこすりながら朝食に向かう。
そう、今回のツアー、毎朝食付きなのだよ。
それもビュッフェスタイル。
悪いクセなのだが、ああいうのって後で喰わなくて済むようにがっつり喰って食い溜めしてしまうんだなあ。
痩せの大食いかと思われるぐらい良く喰います。
…何故に太らないか?何故ならその後に全く喰わんからだよ!
何かお腹がすくのって面倒くさくない??

そんなことはどうでも良い。
ともかく、3人前ぐらい喰って胃凭れでごろ寝をしたら最後、そのまま寝入ってしまって気が付いたら午後の1時だ。
これを愚行と言わずして何と言うか。

しかしまあ、窓の外がこの景色だから起きる気もしなかったのも事実なんだけどね。
昨日とは打って変わって曇天。
しかも、終止風がうなっている。

………。
エラい時間にお目覚めラダマイス。
正午を回っているので早朝遊戯もクソもない。
寝だめ喰いだめ早死にするぞ。

こんなのが張り付いている。

ラダマ『…確かオレは畳で寝ようとしていた筈だが…』

つうか、素体姿だ。

ラダマ(…と、言うかオレはいつの間にスッポンポンになっているのだ??)
素体だろうが一応スッポンポン。

それはパンツ職人の成せる業。

それよりも謎なのはさも当然そうにネグリジェ着ている聖闘士サガだがな。
昨日は冥闘士版が着ていた筈では??

しかも、張り付いて取れない。
枕チェック忘れた。
ラダマ『…重い〜枕チェックが〜…』
そう言えば忘れていました。
サガ『…良いではないかv』
姿もやっていることも申し分のない変態っぷり。

色馬鹿どもは放っといて、
何故かAPラダ。
さあ、今日も地獄のドライブだ!
壮絶運転で行こう!
『…頼むから鬼籍に入るような真似だけは止めてくれい』

ポンチ・ネタスポットに続き、何故か自家用車内も担当。
全ては乗り物に弱いことが運の尽き。
不貞寝。
しかも、APラダ専用スペースもある。
運転席の扉の物入れだが。
つまりは、事故に遭ったら管理人と共に一番にめちゃくちゃになるポジションである。

しっかしまあ、外はエラい風。
おまけに雨も降っている。
3月下旬が一気に2月並みの寒さに。
何か、春嵐に感じないこともないが、あまりの寒さに車内に放りっぱなしのダウンジャケットを再回収したよ!
で、エアコンを付けたら最後、大結露。
フロントがガラスが曇って前が見えない状態に。
…やっぱり事故死するんじゃないのか?

何と、ガラスが曇ろうが構わず運転していたりする。
ここでお墓紹介。
久米島をうろうろして気付いたのだが、家型のお墓が圧倒的に多かった。
亀甲形はあんまり見なかったような。
近代型のお墓ですね。

あまりのガラスの曇りっぷりにいい加減うんざりして来た管理人。
…本当に、よく免許取れたよなあ。つうか、よく運転できたなあ。
で、困り果てた後に大体の車は取扱説明書がダッシュボードにあることに気付き、何とかなりました。
…最初から説明書読めよ!

ともあれ、

申し分のない曇天、荒れっぷり。
予報では波の高さは4m、久米島行きの船は全便欠航でした。
下手したら飛行機も飛んでいない。
…一日ずれていたらエラいことになっているところでした。

お墓をバックに、

最早台風レポート状態。
写真には出ていないが凄まじい風なのだ。

普通にブレます。

『…気が付いたら悪天候、台風担当かよ!』
散々な役回りだ。

シャレにならんので、

車に逃げ帰る。
寒い、本当に寒い!

レンタカープランで本当に良かったと思う。
これが自転車やバイクだったらシャレにならんぞ。
で、その後は方向感覚が定まらないまま島内をうろうろ。
迷った時はナビで戻れば良いし。…ガソリン代の無駄だ。

散々地球に優しくないドライブに興じていると、

おや。

鍾乳洞があるらしい。
粟国島、石垣島と鍾乳洞に入り損ねた身としては是非とも抑えたいスポットだ。
砂利道ガタゴト
看板から現地まで結構ある。
…1kmぐらいあるんじゃないかと。

で、暫く走ったら駐車場思しき場所が。

どうやらここが鍾乳洞らしい。

地顔がビビっているように見えるのは私だけでしょうか?

『フ、鍾乳洞だと??恐るるに足らん』

階段を下りるみたいだ。

ああ、ここも昔何だか夢で…て、しつこい。

鬱蒼とした亜熱帯の林に入る。

風がないと不思議と林の中は温かかったです。
やっぱり亜熱帯気候だなあ。

時間が時間なので結構鬱蒼としている。
森林担当。
しかも、こんなのが出て来ると言うことは当然周囲には誰もいない。


何と言うか、普通に亜熱帯雨林である。

冬で良かった。

これが夏なら今頃うんざりする程ヤブ蚊の餌食だ。

そうこうしていたら、

見えてきました。
ヤジャーガマ(鍾乳洞)です。

鍾乳洞ビジョン。

広角レンズではないので全貌を一発で収めきれない悲哀。


ちなみにここ、自然の景観をそのまま活かすと言う名目のもと、順路は作ってありますが電燈などは一切ありません。

普通に見れば洞穴だ。

電燈もない、誰もいない、日も傾いている。

こんなところで三十路前の女が一人、何やってんだろう。
それがWSTトラベル。

天井から空を見る。

小さな空洞が開いていました。
光が差し込んだら結構幻想的だと思う。

で、どの編が鍾乳洞?と聞かれたら、それは奥に入らないと解らないのだ。

洞穴の奥に順路が。
当然のことながら真っ暗暗。

残念ながらライトになるものは持ち合わせていない。

まあ良いや、真っ暗でもと思ったが、
『………』

踵を返す。

3mぐらい進んだが根性がないので退散!
何よりも頭ぶつけたり足滑らせる方が怖かったし。
しかも、かがんで入る高さだったのだ。
とんだ肝試しだ。

なんだ、根性のない奴だな。

『陶芸家が置いて行ったのかな??』
…後で知ったのですが、この鍾乳洞、風葬の墓所だったようです。
かつて疫病が流行した時に、ここに遺体を大量に風葬にしたとか。
言わば、京都五条にある六道珍皇寺や化野界隈のような場所だったのでしょう。
私もてっきり写真の壷は陶芸家が置いて行ったんかいなと思っていたのですが、おそらく骨壺ではないかと。風葬ならば良いサイズだし。
改めて写真をようみたら人骨が散乱していました…。

本当に知らぬが………。

よく一人で来たよなあ。
いや、ほぼ一人が常のWSTトラベル。

で、肝心の奥に入れなかったことが余程悔しいのか、車に懐中電灯がなかったか探しに行く始末。
あると言えばありました、発煙筒…。
高速道路で事故った時に使う奴だ。
幾ら何でも洞窟で発煙筒はないだろう。
日数はあるのでリベンジを決意して鍾乳洞を後にする。
しかし、後から考えたらハブや野犬の危険性もあったのだ。
冬眠しないそうですね、ハブ。
運転もそこそこ怖いが、知らないことも大概怖い。

久米島周遊観光 ミーフガー編

鍾乳洞を脱出した後は、かねてから行きたかったミーフガーに向かう。
…も、ホテルのあるイーフビーチから位置的にほぼ正反対だ!

ああでもないこうでもないと散々地球に優しくないドライブをした結果、やっと見えてきました。

結構な時間だったりする。

お待ちかね。

『一体何時間かかっている!』
すんませんいろいろと脇道の誘惑にあって。

看板からこれまた1kmぐらい走らせると見えてきました。

お馴染みの岩が。
あれ?ここも夢で…。て、もう良い。
余程疲れているようだ。私の脳。

やっと着いたか…。

安心して車を降りるも。

この風。

風速15mじゃきかない。

全便欠航するのも頷ける波。
油彩画レベルにぶれる。
遠目に見て明らかーに頭上よりも高いんだな。
それが岸壁で砕け散っていると言うか。

砕けた波が風に吹かれて霧となっていました。

おかげさまで乗って来た車が潮塗れ。
フロントガラスが凄惨なことに。

もとい、ミーフガーの周りは荒れやすいのだそう。

北向きだし冬はモロ北風の影響を受ける。

それでもめげずにミーフガーへ向かう。

光量の問題もあるし、凄まじい風でどうしてもブレる。

もはや、台風レポート状態。

『…台風担当は他にいるだろう!』
オマケに凄まじい潮が降り掛かって来る。

意地でも撮ろうとするが、

…やっぱり駄目だ。

こりゃ駄目だ。

なんか台風レポートが身に入っているぞ。
『何故昨日の段階で来なかったのだ!』
…全くだ。

で、這々の体で車に退却。

そう、車の中からなら撮れないこともないのだ。
『ある意味愚の骨頂だぞ。それは』
根性無しとも。

車で良かったと思う瞬間。
取りあえず、風の影響を受けなくて済む。

しかし、外の海は頭上よりも高い波だ。
しんみりと命の危険を感じていました。
大丈夫と思っていても突然高波が発生することもあるので。

ともあれ、
『ミーフガーと私』
『これを見るために私は久米島に来たと言っても過言ではない』
立神岩も見て思うけど、自然の造形って偉大だよなあ。

その台詞、どっかで聞いたぞ。

(女性器に似た岩の何が良いと言うのだこいつは…)
そう言う貴方だって…。

訝っているが根本は同じ。
ミーフガーと私。
だって、WSTサガだもんなあ。
案外、目的が似通っているので煙たがっているのかもしれません。
冥闘士版がいなかったらこいつの独壇場だろう。

ちなみに、ミーフガーは子宝に恵まれない女性が拝むとご利益があるそうです。
…そのまんまだが。
興奮のあまり手ブレか。
『揃って記念撮影などぬるいわサガ!』

ミーフガーと向き合う。

『これが噂の女岩か…』

で、

突っ込む。
与那国島の『フェラ』に続く珍ショットだ。
きっと、こんな奴思いつく奴日本で50人ぐらいはいる。

あやまれ!ミーフガーにあやまれ!

『…愚かなカノン!神の怒りを受けるが良い!』
そう言う貴方も数回神の怒りを受けねばならないかと。

それにしても酷い風だ。

台風レポートの真骨頂現る。

で、〆をAPラダに任せてミーフガーを後にする。
取りあえず、半端じゃなく風が強い。
車で良かったと心底から思ったよ。
これが自転車なら流せる涙もない、…て言うかそもそも出ない。
ともあれ、日も暮れるし夜間撮影は不可能なのでホテルに戻る。
…て、無事戻れるのか??

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