うんざりするほど延々続くホテル遊技。
当然、こんなことをしていると軽く夜中の二時を回ります。
騒いでいるバカノン共は放っておいて、
持参したノートパソコンで黙々と仕事をするラダマイス。
『…パソコンがあると日本全国何処でも仕事ができてしまうのが因果やなあ』
一方、
『………』
この人はどうしても衣装がワンテンポずれてしまう。
その姿でカラオケボックスに入ったのかとか、新幹線に乗ったのかとかは最早愚問です。
『着替える暇がなかったのだ…』
直前までろくなことをしていないからなあ…。
備え付けの蛍光灯がいい雰囲気を出していました。
何だか神々しいぞ。
神々しいついでに、
サガ『もう風呂に入るか…』
ライトの加減から脱ぎ姿も神々しい。
大爆笑するカノン共。
『うはははは!その格好で新幹線に乗ったのか!サガ!』
最早愚問と言っただろう。
『………』
何のかんのでフォギー効果が神々しい。
………。
『そう言えばお風呂セットを持ってくるのを忘れたな…』
で、
お決まりの入浴シーン。
今更言うほどのことではないが、すっかり入浴担当だ。
狭いユニットバスなので大した遊戯は無し。
後ろ髪は取り付けたままです。
何だか哀愁漂う後ろ姿。
………。
『…あんまり泡立たんな』
これだけ長いと結構洗うの大変そうだ。
それはそうと、入浴遊技最大のお楽しみはこれ。
『今回はどの入浴剤にするかな』
家の風呂は風呂釜が壊れてしまうから入浴剤が入れられないのだ。
『今日はバスミルクに決定だ』
バスミルク、散布。
『農薬みたいに言うな』
投入ですかね。
こうして見ると、本当に下も履いていないような錯覚を覚える。
履くも何も下半身はペイントだけどね。
最近、そのペイントも徐々に禿げて地色の肌色が見えて来ています。
サガ+入浴シーンと言えば名物の一人二役遊技だが、
面倒くさいのでやめ。
後ろ髪付けると思うのだが、何とも何を考えているのか得体の知れない印象を受ける。
これぞ長髪効果。
髪が長いと女らしいと良く言われるけど、あんまり長いと怖がられるよなあ。
髪の毛には独特の魔力が宿っていると思う。
前から見たらお馴染みなんだけど。
得体の知れない後ろ姿だが、WSTサガは考えていることの9割はアレだ。
アレとは何だ?
少なくとも人類の未来を憂いたり支配欲に取り憑かれたりはしていない。
と、言ったところでそろそろ入浴遊技もお開きだ。
『………』
流れて行くお湯を名残惜しそうに眺めるサガマイス氏。
お風呂上がりはやっぱりガウン。
『良い湯であった』
これだけ長いと乾かすのが大変そうだ。
『樹脂だから拭くだけで大丈夫だぞ?』
身も蓋もないことを…。
背後では相変わらず弟共がぶっ倒れている。
『旅行疲れか何だか知らんが、こんなところで寝おるとは惰弱な奴らめ』
いろいろと突っ込みたいことはあるがそれは別の話。
軽装ラダマイス。
『…では、そろそろ寝るのだ♪』
就寝前の恒例枕チェックをしたいのだが…。
my枕を抱えた先住民が一名。
ラダマイス『枕の上に寝て更にmy枕とは贅沢なやっちゃな…』
それは丁度猫が枕をして寝ているニュアンスに近い。
奴とは言っても上司ですよ。
昨日と同じパターン。
ラダマイス『…もしもし、起きて下さいヒュプノス様』
勿論全く起きない。
遂に業を煮やした。
邪魔!
上司を投げる枕好き。
勿論、投げられてもそのまま睡眠続行。流石はヒュプノス。
ラダマイス『……外は少しぱりぱり中身はふかふかタイプv』
食い物か。
流石は枕大好きラダマイス。枕ソムリエの名を与えたい。
『このタイプはビジネスホテルでは標準なのだ』
ビジネスホテルばっかりだもんなあ。
枕ソムリエか…。
『………』
枕遊技と言えば必ず湧いて出てくるのがこの人。
掴まった。
サガ『…では、その枕ソムリエの味はどうかな?』
ラダマイス『…ギャッ』
発言が少々気持ち悪いが看過されるのがイケメンの特権。
賞味中。
サガ『表面はツンデレ、中身はしっぽりタイプか??』
ラダマイス『気色の悪いことを言うな!』
気持ちの悪い発言でもパスしてしまうのが…(ry。
夜は更に更ける。
サガ『…勿論、お前の奥まで賞味してしまうぞ?』
ラダマイス『…全く、もう…』
もうで許されてしまうのが二人の関係。
そんなこんなで怒濤の東京レポート、京都ホテル遊技は終了。
と、なれば後は帰郷編…の筈ですね。