『鞍馬寺本殿-奥の院編』

九十九折参道を延々上って来た管理人。

大分見晴らしも良くなり、階段も急になって来る。

頑張れ、教皇の間まで後少しだ。
何だか色々と端折りすぎだが。

で、鞍馬山本殿到着です。

折角の本殿だが来週の竹伐り会式に備えてステージを作っていた。

本殿の脇をぶらぶらしたらば、

避難経路と称して大いに苔むした階段が。
滑って転ばんか?

そう言った余計な着眼点はさておき、

本殿の前にある三角石。
何とこの石、天に通じるエネルギーが流れているらしく、
おでこをくっ付けると何か見えるそうですよ。
見える人には。
ちょっとおでこをくっ付けてみたかったが、
工事の兄ちゃんの視線も気になるので、やめ。
マイスを上に乗っけて遊んでみたかったが他の観光客がいるので、やめ。
つうか、この石踏んじゃ駄目だったよな。

ちなみに私は鈍感な人間なのでエネルギーも気の流れも感知出来ませんでした。
ここまで上り詰めて疲れで頭が混乱していたぐらいの記憶しかありません。

折角なので本殿に入ってみる。

心を静めて参るのだ。

で、あっさり本殿通過。

『本殿内は撮影禁止だったのだ』
マイス撮影もっての他。


本殿から社務所への渡り廊下。

この辺りは結構な死角です。

何でこの辺りをぶらぶらしているかと言うと、
やっぱり三角形の石が気になるから。
『気になるならその上で三点倒立なり何なりすると良かろう』
いや、工事の兄ちゃんが…。
ま、またくれば良いか。

さてここからが…、

『この先が奥の院になりまーす』


そう、ここが鞍馬山参拝の真骨頂、奥の院である。


門を潜るとひんやりとした空気が。

奥の院か…。

『何とも奥ゆかしい響きだ…』
それがそのまんまなのかこいつ独特の意図があるのかは別として。
ちなみに私もこの奥の院に関して全く事前の知識が無く、
ただ単に庵みたいなものがこじんまりとあるのだろうと思っていました。

で、階段を上った先にはこんな建物が。

博物館だそうです。

ちょっと興味をそそられる。

『秘宝館…?』
それは鞍馬山への冒涜だ。
しかし、入場料400円(ぐらいだっけ?)なのであっさり諦める。
あんまり展示物に興味が無かったし。

本殿の見晴らしも大したものだが、

ここもかなり見晴らしが良い。


花背の山々を眺望出来る。

見晴らしが良いと湧いて来るのがこれ。

『…退けいサガ、ここはオレの出番だ』
兄貴に向かって『退け』とは…。

それは屋外・出張撮影お約束。

『…神だーっ!!このカノンが大地と海の神になるのだ!!!!』

何と、縦バージョン。

『アテナとポセイドンに代わり全てを支配してやるのだーッ!!!!!!』


『序でに冥界とエリュシオンも手中に収めてやるわ!
覚悟しておれ二流神どもめ!』
北海道編ではその二流神のせいで一度も叫べませんでした。

言いたいことはこう言う時に言っておく。

『アテナ降臨なんか怖くないぞうわはははー!』
いや、十分にビビってる。

多分サガも同じことを考えている。

『開封したら速攻瓶に閉じ込めてやるぞ!覚悟しておけ小娘がー!!!!』
その封印も二流神達の助力が無いと達成しません。

その二流神だが、

出遅れた!
『ぬうう!先を越された!』
本当、マイスを色々持ち歩いてるな私。

何つう清々しい顔だ。

『どうした。二流神、貴様も叫びたければ好きにするが良い』
タナトスすらこのあしらい。ある意味最強だカノン。

こいつらのルールでは一番乗りでなければ意味が無いようだ。
つうか、そんなルール何時の間にできたんだ?

『おのれ〜、聖闘士くずれめが〜』
ともかく、大瓶へのアテナ封印には参加してやらないことを決意。

悔しがるタナトス様を他所に、

冬柏亭にさしかかる。


ここは東京都から移転した与謝野晶子の書斎らしい。
こじんまりとしたいい感じの建物だ。
ちょっと住みたいぞ。

冬柏亭遊戯は全く無しに更に上る。

『何か喉が渇くな…』
チ●リオの緑茶は駄目ですか?
『…却下だ』

こんなわき水が。


義経公息次ぎの水です。
義経ファンの皆さん、必見です。


当然飲む。


『…と、言うことはこれで私は義経公と同等の力が得られた訳だ』
そんな訳ありません。
何かシスカノと言い双子座ってこう言う勘違いが多いよな。


息継ぎの水と言うだけあって、次第に道が険しくなって来る。

最初は舗装されていたのになあ。

『…これでは登山ではないですか』


『しかもこの山、猿が出るそうでは無いですか!』
袋を持つなだの目を合わせるなだの色々但し書きがありました。
何か容姿的にミーノスって、猿に襲われそうだ。

そこに、

『なあミーノス!小腹が減ったから何かくれよ!』

でた!猿が!

『貴方にくれてやる餌はありません!』
つうか、猿扱い。

誰が猿だ。

脇の杉の根っこで一休み。
『ちぇー、ケチだな。ミーノスの奴』

流石山に強い。

『山岳担当だもんな、オレ』


流石は山岳民族出身。
ネパール人って、山岳民族故かもの凄い山に強いらしい。
登山をしている人の話によると、奴ら険しい山道を登山靴無しで、
それも雨靴で登っていくらしい。
登山をやっていない身としてはふーんな話ですが、
山道と言うのは足首を固定できる専用の靴を履いて歩かないと、
滑って足首を捻ってしまうこともあるとか。
まさに鋼の足首。

こいつも元気だ。

『伊達にチビを担いで日本各地を旅しておらんのだ』
時にはそのチビに担がれたり。
その右手が何だかラブリー。

ふとそこにこんな看板が。

『何?』
一応注意書きには目を通してしまう体質。

それは恐怖の最大警告。

マムシ毒虫は散々見て来たが…。

『…ク、クマだと…!?』
クマにビビるワイバーン。
ラダマイス科の仕様なのかやる気の無いビビり方。
煽りでビビらしたらあかんな。


で、距離の指針が。
ここは既に貴船に近いのだ。

で、108mと書いてあったので大杉権現に向かってみる。

名物、木の根道。
牛若丸はここで稽古をしたとか。
そりゃあ見事な足捌きを体得出来るだろう。

108mなんてすぐだろ。

『…まあ、常人ならばすっ転ぶだけだろうがな』


強烈な日差しの木漏れ日と、林立する杉の木が何とも不思議な感じだ。


林を行くAPラダ。


…108mなんてすぐのはずだけどな…。

見当たらない。

『…やはり、標高なのか…』
この辺りでいよいよその線を疑ってきました。


埒が開かないので本道へ戻る。
頂点は既に過ぎているので後は延々下り。


(杉はちょっと悔しいけどな)

今度は、

僧正が谷不動堂である。

今度は相棒が、

『ああ疲っかれた』
下りとは言えどんどん険しくなるし、ベンチとかも無くなるし。

しかし、

貴船まで806m
『1kmもないではないか!』
これは楽勝と踏んだ訳だがとんでもない誤解だったりする。
この時点で貴船=叡電の駅と思い込んでました。

近くに沢が。

『…涼しそうなのだ〜』

…が、池の真ん中にはこんなものが。

親子ガエル。

瀬戸物だろうが嫌いなものは嫌い。

『…カ、カエル!』
これは瀬戸物だからいいが、この季節うっかり沢に近付かない方が良い。

一方、

境内で堂々と休憩しているカノマイス。

一方のお兄ちゃんは…、

『いちいち説教してやる気も失せた』
本来ならズラ脱がせ芸だが疲れているので、やめ。

義経堂を参拝していた。


紅顔薄命の辺りで共感しているのか。

そして、鞍馬天狗の由来に付いても読んでおく。

またピンぼけ。

『地を這う巨根か…』
何処読んでいる。

さて、僧正が谷から更に貴船方面に向かう。

今思うとあり得ない程道が険しくなっている。


実は、ここからもう一度大杉権現にアプローチしようとしたのですが、
あんまりにも道が険しいのでやめました。
歩いているうちに本当にここが参道かどうか怪しくなるんですよ。
杉も今日は私に会いたくないんだ。そう言うことにしよう。

遂にこんな道に。

これが道かぁ!
この段階でサンダル履きであったことを深く後悔。
確か私は参拝に来たはずなのだが…。
それでこんな山道に入り込んでしまうには伏見稲荷の時からの王道パターン。

散々険しい道を行った先には一体何があるのか!?

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