ラダマイスの奇妙な旅行。

ラダマイスin波照間

去る2006年5/8日から5/11の4日間、管理人はGW出勤の代休を取って日本最南端の有人島である波照間島まで行って来た。
ラダマイス付きの一人旅。結構アレな旅であるが、今思うと一体だけなのでまだマシな気もする。
月末にアイアコスマイスが発売された次期で、海龍カノンも存在しておらず、発売は何時の日ぞという状態だった。
サガマイスはあったが、聖衣を着て棚に飾られると言う、フィギュアとして真っ当な職務に就いていた。

波照間島は小学校か中学校の頃、教科書で知ってとても行きたくなった島だった。波照間行きについて、会社の同僚から『絶対に海外旅行の方が安い』と、口を揃えて言われた。沖縄本島ならば台湾・グアムとトントンだが、宮古島・石垣島になるとその料金は跳ね上がった。
当時は円高の傾向にあり、言うほどLCCが普及していなかったこともあって国内旅行はそんなに盛んではなかった。
そして、訪日外国人も少なかった。

一日目編

思い立ったが吉日、早速石垣島へと向かってみる。
当時は伊丹から石垣島への直行便があったが結構朝が早く、宇治から始発で向かっていた。
早速ルリスズメダイがお出迎え…。はい、空港の水槽です。

次期はGW明け直後で、沖縄は丁度梅雨入りする。
機内で聞いた石垣島の天気は雨。梅雨だから仕方が無いが、これにはちょっと凹んだが、私の後ろの席に座っていたおばちゃん方も雨に戸惑っていた。
「いや、折角の沖縄やのに、雨降るねんて。残念やわー」
「何言うてんの。私らの力で晴れさすねん!」
関西からの便なので当然関西人が乗っているのだが、本当にバリバリの関西のおばちゃん方だった。
騒がしいが、何だか頼もしかった。

結果。

見事晴れていた。
途中、スコールもあったが晴れていた。
ありがとう!おばちゃん達!晴れてくれたよ!
沖縄の梅雨は本州のように雨がざあざあ降るわけでないことを後年知る。


波照間行きの船が出るまで時間があったので自転車を借りてウロチョロしていた。
石垣島着いたぞー。海青ーいと、テンションが上がっていた。

公設市場にも行って来た。

マグロ?のカマと尻尾。

そして、我らが安栄観光の高速船を利用して波照間島へと向かう。

離島桟橋撮るの忘れた!一年後には離島ターミナルに変わると言うのに。
当時、波照間島行きは安栄観光の船しかなかった。ちょっと前に石垣島ドリーム観光が出ていたが、今はどうだろう。

安栄観光は他の船舶会社が二の足を踏むような時化でも船を出すと言うクールな会社である。

この日は波も穏やかだったが、40km/hは出しているのであろうか猛スピードで海の上を突っ切っているのに、柵は何と鎖一本。
客が転げ落ちようと自己責任なのか。
流石は安栄、クールすぎる。

で、何のかんので波照間到着。

こんな感じの島。説明になっていない。


まさに沖縄の離島。


宿で自転車を借りて島をウロチョロする。

そして、地図を頼りに最南端の碑へと向かった。

波照間島は最南端の有人島。
その後、最北端も制覇するぞと意気込むが、実行に移したのは11年後だった。

こんな三角点も。

うわあ、海龍カノン乗せたい!…ラダマイスも乗せる勇気ないけど。

周囲には小径があった。


人がいたのでラダマイスは無し。
この時の私にはまだ理性があった。
一体、何人の人形マニアがこの上に自身のお気に入りを乗せたことだろう。


これだけでは納得が行かなかったので、危険を承知で最南端の崖っぷちにまで行ってみた。

で、島の最南端制覇。

この先はフィリピンらしい。知らない人から見ればタダの水平線。
当然、ラダマイスを出して写す勇気も無かった。
なぜかと言うと、こんなところにも人はいるからだ。映していないだけで。

足下はこう。

柵も何も無いので落ちて死ぬのも勝手。


小径へと戻る。


今なら人が完全にいなくなるのを執念深く待つが、当時はそんな度胸も根性もなかった。

波照間島のカラスは結構賢くて、旅行者が自転車のカゴに鞄を置いておくと、鞄を開けて中身を漁っていた。紐があれば嘴で見事にほどく。そして、食い物はないか荷物を漁る。
駐輪場所に停めようとすると、近くから見ているのだ。
絶対に鞄をカゴに置くまいと心に誓った。


と、いう訳で大したマイス撮影もなく宿へと引き上げた。


途中、こんな実を拾った。
当時は何の実だろうと思っていたが、ネットで検索してみたところ、これはオキナワスズメウリの実らしい。
確かにスズメっぽい。

二日目

宿でご飯を食べたら早速自転車で島内をうろうろしていた。


こちら、皆大好きニシ浜ビーチ。


八重山諸島で最も人気のある砂浜で、写っていないが結構人がいる。

去る2005年の9月に初めて沖縄に訪れた管理人は、すっかりサンゴ礁の美しさに魅せられ、シュノーケリングに嵌ってしまった。
サンゴ礁の景色を残せるよう、水中カメラを買った。温泉撮影もできるのでWST旅行記には欠かせない存在となった。
そして、滞在中何時でも自由にシュノーケリングできるよう、自前でマスク・ゴーグル・フィンの三種の神器を購入した。

これがその当初のゴーグルを買ってご満悦のラダマイス。
ゴーグルはさておき、その後あちこちに泳ぎに行ったのでフィンは傷だらけになった。とは言え、使用に問題はないのでまだ使っている。2,000円弱のものなのでもうとっくに元は取れていると思う。
そして、シュノーケルはそこそこしたが、オーストラリアで亡くした。ベランダで干していたら無くなったので盗まれた説が濃厚。一緒に干したフィンは無事だったのに…。
そして、水中カメラは八重山諸島巡りに携行したが、翌年近所の川の近くで無くした。

シュノーケリングに対して物凄い意気込みだが、

実際のところ、水辺とかを撮っていた。

当時はほら、電子製品を水に漬けるだなんてっていう抵抗があった。自宅の風呂で水につけても大丈夫と実験したが、流石に海水は…と尻込みしていた。
大丈夫と知った後はバンバン泳いでバンバン撮影し、そして二機ほど溺死させた。水中カメラだって水没するのだ。水中カメラの機構は至極単純で、ゴムパッキンで水の侵入を防ぐのだ。そのゴムパッキンにゴミが挟まったり劣化してひびが入ったらもうアウト。電子製品なので普通に死ぬ。
反省をもとに現在海で撮影する際はハウジングケースに入れている。


そしてヤドカリとかも撮っていた。

どうやら二日目は浜辺やヤドカリを撮って終わったみたいだ。
水中カメラで撮った写真もあったが、慣れていなのでブレとピンボケだらけで大した画像もなかった。

三日目

またしても自転車でうろうろ。
沖縄の離島でやることは、朝ご飯を食べて自転車でうろうろして泳いで、お昼にカロリーメイト食って泳いで、夕方になったら帰って水着洗ってご飯食べて夕日を見て寝るの繰り返しだからだ。

野良ハイビスカスを見るのが初めてなのか、結構撮っていた。


ハイビスカスとラダマなんて言う構図も勿論ない。

泳いでみた。

揚がった。

また泳いだ。

当然、海龍カノンは登場しない。


ルリスズメダイを撮ってみたり、


サンゴを撮ってみたり、


クマノミを撮ってみたり。

また揚がる。

去年粟国島に行った時、紫外線の恐怖を知らないまま泳いだので背中とふくらはぎが大変なことになった。そのため、今年は長袖ラッシュガードに長ズボン靴下で完全防備して泳いでいた。
結構目立つが日焼けで痛い思いしたくないんだよ!


カメラに水滴だらけ。


こんな構図、新城島でも撮った気がする。


今日はこの辺で帰るとする。

帰るついでにニシ浜を撮っておく。

そして、宿に戻って洗濯をした後慌てて夕日を見に行った。
何故なら明日の夕方には石垣島なのでここで見られる夕日は今日で終わりだからだ。

慌てた、物凄く慌てて走った。

どうにかギリ間に合ったが、太陽が水平線に沈むのに間に合って一体何なんだろう。
でも沈んでしまうとがっかり勘半端ない。

黄昏時の海辺と言うのは結構神秘的な空気があると思う。

灌木だって神秘的。


青年の木(おそらく)だって。


東の空に月が出て来た。
コンデジなので月はじっくり撮れない。星も撮れない。

波照間と言えば南十字星だが、この時期は月が出ているので星があまり見えなかった。
北斗七星だけ確認できたが、ここまで来てそれだけかよ…。

だーれもいない砂浜だったので、遂に勇気を出してマイス撮影をした。

お月見をするラダマイス。
実はこの写真、編集上これ以上拡大できないのだ。
夜間撮影は光量の問題でデジカメでは機能の限界があるので撮影を断念。
これが初の屋外撮影じゃないのか。

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