続・双子座類弟事情

OCEサガ VS LOSサガ編

そして、尚もOCEカノンを巡る兄貴同士の仁義なき戦いは続いていた。

「いい加減にカノンを寄こしさいよー!」
「死んだっていやよ!」

何でオカマ口調なんだよ…。

「兄ちゃん喧嘩に夢中で俺の朝ご飯用意してくれない…」
仕方がないので自前でカップ麺を用意した。

向かいにはアニメカラーのカノンEX。

「まー、どこでも兄貴が使えないのは共通みたいだな。特にEX系兄貴は喧嘩っ早い上に手段に溺れる傾向があるし」


OCEカノン「早く喧嘩終わらないかなー」
カノンEX「双子座同士の喧嘩なんざどっちかが消滅するかまで終わるの無理だろ」
何か達観している。

もう、朝食兼昼食ぐらいの勢いだ。

カップ麺にソーセージパン。

絶賛キャットファイト中。

「お前みたいに得体の知れない輩に弟は渡さないわよ!」
「何よ!いい加減に諦めて寄こしなさいよ!」
カノンEX「ああーまじうぜーこいつら」

とかぼやいたら突然矢面に立たされた。

OCEサガ「第一、あいつの方がお前に似てるから、あいつを弟にすればいいじゃない!」
LOSサガ「あいつ?」
カノンEX「え??俺??」

唐突に家系図。

LOSサガ「ああー、それは無理。あいつは俺の叔父さんだから」


カノンEX「誰がテメーの叔父さんだ!?ざけんなコラァ!!!!」
OCEサガ「意味わからん!そんな頭おかしい家系図まで作って説明することかそれ!」

餌付け編

一方、他の双子座EX類は、こんなことをしていた。

夕飯風景。


リーメントのプチサンプルシリーズをここぞとばかりに使用して夕飯風景を再現。


冥サガEXは料理上手。
「伊達に独り暮らし歴は長くないんだよ。肉じゃがだって出汁から取るよ」
たまに麺つゆ使うけど。

男子の心を掴むには胃袋を掴めと言う。

やっぱり、持つなら料理上手の兄貴だ。

とりあえず持ち上げておく。

海龍EX「すげえよ兄さん、料理上手」
冥サガEX「おだててんじゃないよ。それにしても同じ海龍なのにお前は料理ができないね。無印海龍は俺よりも料理上手なのに」
無印海龍は魚料理を作らせると他に右に出るものがいないぐらいのメシウマ。


それはおそらく個体差。

海龍EX「やっだー、兄さん。誰にだって得手不得手はあるじゃん?確かに俺の無印は料理上手いけど、無印の双子座カノンは下手だぜ?」
半分メシウマ、半分メシマズでEX・無印共にバランスをとっている。
冥サガEX「あの双子座カノンEXも最初は料理下手だったけど、俺の無印に旨いもの食わせたいがために練習して上手くなったって話だよ?」
それとなしに練習しろと勧告。

そしてこっちがモーニングバージョン。

本当にリーメントの小物はすごいなあ。


海龍EX「うん、凄いよ兄さん。料理上手」
そう言って毎食集る。


「まーたそんなお世辞言ってこの子は」
昔からそうだが何となく口調がオカンっぽい。

味にケチをつけられるよりもおだてられる方が良いのかもしれない。

海龍EX「いやまじ美味しいから。兄さんマジ家事上手だよ」
冥サガEX「…バカ言ってんじゃないよ」
そう言いつつも満更でもない。

唯一、この事態を由々しく思う人物がいた。

「何と言うことだ…。食い物で俺の弟を釣るとは…」
海龍EXを自らの弟であると主張する神サガ氏だ。

と、言う訳で早速料理に挑戦。

「やってやる、俺だって、弟をぞっこんにするぐらいの料理、作ってやる!」
海龍EXもそんなに金に困っていないので、金にものを言わせるわけにもいかないのだ。そうなったら家事能力で勝負するしかない。

と、言う訳でお昼にハンバーグを焼いてやることにした。

神サガ「兄ちゃん、お前のためにハンバーグつくってやるからな」
子供にも人気の鉄板メニューで挑む。
海龍EX(…そう言えばこの兄ちゃん、料理作ってるの見たことないなー)

とりあえず、気合は凄い。

だが、中華じゃないので別にフライパンは煽らなくても良いんじゃないのかな。

見た目重視の時点で凄く嫌な予感はしていたが、

この有様。見事に炭の塊と化した。
神サガ「………」
海龍EX「兄ちゃん、何か焦げ臭い…。つか炭じゃんこれ?」

カノンの目線が痛い。

リアルorz状態。
「この俺が失敗など…」
そのプライドはエベレストよりも高かった。

ローマは一日にして成らず。

冥サガEX「まあ、料理の腕は一朝一夕では磨けないんだよ。頑張って精進しな」
海龍EX(…で、俺はこの炭の塊を食べなきゃならないのか!?)
食ったら腹を壊すこと間違いなし。

ダイニング編

台所セットをすぐ片付けるのも惜しいのでその後の景色を撮ってみた。

「管理人のうち、ワンルームだからジオラマ置くとことかないんだよねえ…」
セットを組んでは片付けの構造になる。


食後の台所仕事が一段落ついたあの感じ。

その辺に置いてあった双子座類を置いてみた。

めっちゃにぎやか。
雑談モード。


コーヒーを片手にタブレットを見る。


…の、様子を虎視眈々と見守る兄ちゃん。
神サガ「こいつは俺の弟だ。髪の毛紫の奴には渡さん」
海龍EX「そう思うなら料理のスキル上げてくれよ…」

その紫の髪の毛の奴。

(…食えるもの作れるようになってから出直せ…)

年末大掃除騒動編

そして、ほかのEX系はどうなっていたかと言うと、

こんなことになっていた。
年末を控えて大掃除に入ろうとするがこの有様。
ゲームに夢中になる弟と掃除をしろと怒鳴る兄貴。よくある構図。


プレステクラシックかよ…。
「てめえら何時までゲームやってんだ!!!!」


兄貴がどんだけ怒鳴ってもゲームに夢中。

右端の彼の渋い顔。

ああこれ、コントローラーが足りなくてゲームに参加させてもらえない奴や。
OCEサガ(…そのうち代わるって言ったくせに全然代わってくれない…」)

怒りの兄。

「とっととゲームやめて掃除手伝えや!データ消されてえか!!!!」
ああこれ、いきなり線抜かれる奴や。

一向にゲームを止める気配がない弟連。

幾ら怒鳴っても効果なし。
サガEX「テメーら、それで新年迎えられると思っとるんかあ!」

遂に赤いジャージの兄ちゃんが痺れを切らした。

OCEサガ「ねえー、もうそろそろゲーム代わってよー」
カノンEX「ああん?」


カノンEX「っせえな!ゲームの邪魔だ!今良いところなんだよあっち行け!」
『そのうち代わる』と言う言葉を信じて待ったらこれ。ゲームあるある。

で、完全無視してゲームに熱中。

カノンEX「死ねやコラァ!!!!」
OCEカノン「テメーこそ地獄に落ちろ!!!!」
無視された赤いジャージのお兄ちゃんから漂う哀愁。

ゲームあるある、代わってくれないのでお母さんに直訴。

OCEサガ「…ねえお母さん、弟がゲーム代わってくれないー」
サガEX「…誰が母親じゃいコラァ!!!!」

不貞寝した。

OCEサガ「…じゃあもう良いー。寝る」
サガEX「他にやることあるじゃろが!!!!」
掃除とか。

弟、ゲームに熱中。兄貴の片割れ、不貞寝。誰も大掃除をしようと言う気配がない。

サガEX「そうかテメーら、そう言うことか…」
怒りのゲージが徐々にチャージされて行く」

そこに言うに事を欠いて弟、

カノンEX「…うっせえ、愚兄!そんなに掃除好きなら一人でやってろ!!!!」

あ、これもうあかん奴や。

「………」

結果はこれ。

キレてコンセントを抜くどころではなかった。

ここまで怒らせても邪悪化しないのがWSTサガの謎。

邪悪化したら一緒にゲームするか。

だが、このぐらいで怯んでいてはサガEXの弟は務まらない。

カノンEX「何しやがんじゃあボケ!無茶にもほどがあるやろが!ゲームのデータどうしてくれるんじゃい!」


サガEX「じゃかあしい!!!!ゲームのデータで済まされたことを神に感謝しろ!」
「!!!!!!!!」
まさかの禁断の急所攻撃。

こんなところでも役に立つ目閉じ叫び顔。

カノンEX「やめてててて!新たな性癖に目覚めちゃう!!!!」
ただでさえ変な性癖を持っているのにまたバリエーションを増やすのか。

掃除機プレイはAVのジャンルの一つにもあるよねと思いつつ、

騒ぎを聞いて赤いジャージの兄ちゃんが目を覚ました。

そして言うに事を欠いてこれ。

OCEサガ「んもーうるさいなあ。目が覚めちゃったじゃん。昼寝の邪魔しないで」

昼寝よりもやることあるだろ。

サガEX「暢気に寝てんじゃねえ!」
OCEサガ「いだだだだ!新たな性癖に目覚めちゃう!!!!」

マジビビりのOCEカノン。

周囲は阿鼻叫喚時刻絵図。こんなのビビることしかできない。

このまま制裁を受けて新たな性癖に目覚めてしまうのか?

「いやあーっ!!!!」

-中略-

が、寸でのところで命は救われた。

サガEX「…はい。と、言う訳で、命が惜しかったら大掃除に協力しようね」
OCEカノン「……はい」

他の二人は股間と尻を吸われて虫の息状態。

「…………」

掃除せいと言いつつ、この惨状を作ったのはサガEX一人だったりする。

OCEカノン(…まずテメーが一番散らかしてるじゃねえか……」
しかし、それを今指摘すると間違くなくその掃除機で股間を吸われる。

まさに鬼軍曹。

サガEX「おらあ!いつまで寝ていやがる!さっさと掃除を始めろ掃除!」
『サーイエッサー!』

以上、年末大掃除騒動でした。

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