WSTマイス釧路・根室紀行

今日は阿寒湖から根室へと移動するぞ。

阿寒湖→釧路駅編

一夜明けて朝。

「………」

何か胸が重い。

「………」
いつの間にと言うかなるべくしてと言うか。

愚兄どもはさて置いて、
「良い朝であるな!」

だが、釧路・阿寒湖エリアは絶賛曇り昼間から雨の模様。


このしょんぼり感。

朝食の時間は決まっていたのでてっきりお膳が用意されているのかと思いきや、めっちゃバイキングでした。

兄さん漸く登場。

「…ふう」

そう言えば、お茶うけに温泉まんじゅうが置いてあったのですよ。

「…結局食べなんだな」

チェックアウトまで余裕があるのでこの遊戯。


阿寒湖畔と私。

10時25分のバスで、ホテルのサービスでバスターミナルまで送迎してもらった。
しかも私一人のために。チェックアウトで忙しい時間帯に申し訳ない。

そして、今度は同じ路線の逆方向で釧路駅まで行く。

めっちゃ路線バス。

出発まで時間があるのでターミナルうろうろ。

こんな感じ。

程なくバスは出発。

とは言えあんまり大した車窓風景もない。

二時間ほど揺られて釧路駅に到着。

阿寒湖から釧路まででガチで2時間近くかかるんだな。

釧路→根室編

釧路駅の図。

現在12時半。一時間後ぐらいに根室行が出る。

さあここで、バスにすべきか鉄道にすべきかで悩んだ。
鉄道だと2,490円、バスだと2,250円。流石はでっかいどう。さらっと二千円以上かかる。

取り敢えずバスターミナルも見に行こうと思って向かうことにした。

途中の交番。
なんと、ロシア語で表記されている。以下にロシアが身近かわかる。

そして、釧路駅のバスターミナルは、スー〇ーホテルの真下にあった。

見事な融合。

ネットで調べても次のバスが16時発しかなかったが、ネットにはない季節便とかないかなと窓口で聞いてみたがやっぱりなかった。

速やかにJRで移動することにする。

実はホテルでしこたま朝ご飯を食べてお腹いっぱいだったのでお昼は食べなかった。
一応、突然の空腹対策にコンビニのおむすびを買って持ち歩いていた。
場所をあんまり取らずに手軽に空腹対策と言えばやっぱりおむすびでしょ。潰れることもあるけど。

通常、北海道のローカル線は安全上列車が到着してからでないと改札口は開かないのだが、ここ釧路駅は常時開いていた。

あと30分ぐらいあるのでうろうろ。


こんなことをしたり、

あんなことをしたり。

「断じて鉄っちゃん違うよ?」


出発まで間がある上、ホームに売店も何もないのでだーれもいない。


除雪車は雪国のロマン。

除雪車と私。

「現地からすればインフラ維持のために必ず必要なものだ」
彼らのおかげで雪国は雪の深い厳冬期も鉄道を動かすことができるのだ。

じゃあ何で東京や大阪の都市圏はちょっとの積雪であんなに交通網がGDGDになってしまうのか。

「除雪車置く設備も予算もないだけやろ。毎日雪が降るならまだしも、一年に一回あるかないかの積雪で除雪車なんか導入するわけないやん。他所から借りようにもその他所も大雪やし」
流石は鉄っちゃん、ご尤も。

そうこうしていたら、

まだ一時過ぎたところなのに列車がやって来た。
バリバリのディーゼルカーで電車ではないので、めっちゃ一両編成だが列車と表記させてもらう。
一応、一両編成でも路線を運航しておれば列車の定義に入るみたいだ。

他のところへ行く列車か、はたまたこのまま折り返して車庫行きかと思ったがなんと根室行。

殆ど誰もいないが乗ってみた。


「まだ誰も乗って来てませんのや」
取り敢えず、進行方向を見てどっちが海側か確認して席に着いた。
間違うと道中二時間ずっと涙を呑む。

程なくして今度はノロッコ号が到着。

この日は日曜日だったが、駅の案内板には自由席は満員と書かれていた。
シーズン中の観光列車は大体こんなもん。


こちらの車両が指定席だったと思う。
絶賛車内整理中。

根室本線車窓風景編

さあ、時間が来たのでいよいよ根室へ向けて出発だ。


東釧路をすぽっと抜かしてまずは武佐駅。

昔ながらの鉄道車両だったので窓が開けられた。

うん、ノロッコ号ぐらいの景色だと思うよ。多分。在来線なので速いけど。


列車は湿地帯を超え、


野を超え、


湿地帯を超え、


別保を抜かして上尾幌へ。
進行方向右側の駅しか撮っていない。


上尾幌駅の図。

そして列車は牧草地を走る。


こんなにぼ牧草地があるのに牛をあんまり撮っていない。いてもカメラを構えた瞬間通り過ぎるのだ。

そして今度は尾幌駅。

一瞬トイレと見間違ったが立派な待合室だ。

列車は走る。東に向けて走る。

途中なんか昆布臭いなと思ったが、

昆布を干していた。

この広大な砂利は駐車場などではない。

収穫した昆布を干す場所なのだ。
無断で立ち入ったり勝手に車を停めるなどしたら万死に値す(多分)。

そうするうちに海が見えて来た。

昆布干してるもんね。そりゃあ海も近いよ。

で、距離感ゼロの私はてっきりこれが北方領土の島かと思った。

何だ、根室までもうすぐじゃん。



しかし、よく見たら地続きだ。写真ではわからんが橋で繋がっている。

そうして列車は厚岸駅へ着いた。

何時着くんだ根室と悶々とする管理人を他所に列車は走る。

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