WSTマイス宗谷・稚内紀行

 宗谷岬編

ノシャップ寒流水族館を見た後は宗谷岬へ向かうぞ。


…が、ノシャップ岬から宗谷岬への直通のバスはないようで、いったん稚内へ戻ってから宗谷岬へ向かうかたちとなった。


バスに揺られること数十分、宗谷岬に到着した。


周辺はお土産物屋が軒を連ねる。

ここがでっかいどう。

網走までさくっと300km。

情報掲示板。

現在時刻と現在の気温と現在位置と今日の日付がわかるすぐれもの。

流氷館


網走流氷館にもあったが、なんと宗谷岬にもあったのだ。

場所は土産物屋の奥でちょっと通りから見えないところにあった。

入場無料だが、心臓病・低血圧の方は入らないでくださいと注意書きがされている。
網走の方も大体そう言うことが書いてあった。

入ってすぐにペンギンがお出迎え。

ああ、これはノシャップ寒流水族館の…。


「フンボルトは温帯ペンギンだぞ」
そう突っ込みたいけど一番手に入りやすいペンギンなのだから仕方がない。

確か-13度ぐらいだったと思う。

「フンボルトを始めとするはく製や、氷が置かれている」


いろいろと突っ込みたいことはあるし、なんか言いたいことはたくさんある。
「できる限りの全力で網走流氷館に対抗していることはわかる」


アザラシと私。


「ま、入場料タダだし網走流氷館よりもこっちの方がはく製が多くて見ごたえはあるけどな。展示はアレだけど…」
網走流氷館は上着と振り回し用のタオルを貸してくれるが、こっちは無料なのでノースリーブで突入するのみなのだ。


「取り敢えず、はく製作るの上手いですね。それだけは言いたい」
はく製づくりは技術が無いとなかなか難しいとも聞く。

いやあ、視界の端にずっと見えてやっぱりそうじゃないのかと思ってたんだよ…。

やっぱり業務用冷凍庫だよな…。
何と言うか、はく製と氷塊が置かれた業務用冷凍庫にお邪魔したような気持だった。

宗谷岬公園

宗谷岬の日本最北端の碑に向かうも撮影町の人が並ぶほどで、寄り付けそうにないので周辺をぶらぶらしていた。

「マイス撮影もっての外だ」
夏休みとは言え平日なのに一体どこからこんなに人が。


あ、千鳥。


この近辺は波のない遠浅の海だった。


岬周辺は遠浅で干潮になると干潟になるみたいだった。


「絶え間なく荒波が打ち付けるイメージはあったがな」


波はなく、生活排水が流れ込むのか、海の中は小魚たちのパラダイスとなっていた。
「写真で見るとまさに明鏡止水だが、現地で見るとあんまりきれいな海でもないのだな」


丁度海面が鏡のようになっている。


ストールがはだけたので掛けなおす。

もうちょっと雲が少なければインスタ映えしそうな景色だったのだが、

「そうなるとマイス撮影どころではなくなると思うぞ」
写真で見るとそこそこだが、現地でインスタ映えを狙う人も少ないような気がする。


そして日本最北端の碑にやって来たが、まだまだ周りに人が多くて撮れない…。
この写真だって、観光客写りこんじゃったからフォトショで消したよ!


「仕方がないからこの位置からだ」
ここまで離れないと人が引かない。

各都市への距離が書かれた標識があった。

石垣市までほんの2,800kmか…。網走まで295kmと書かれてたら何だか近く感じちゃうよ…(錯乱)。

埒が明かないが、最終バスの時間まで粘る予定だったので取り敢えず、高台の公園へ向かった。

ちょこっと見えるのが最北端の碑。


ラ・ペルーズの記念碑やあけぼの像、大岬旧海軍望楼跡などが並ぶ。

大岬旧海軍望楼跡と私。

「散策に持ってこいで結構人がいるのだな」
写していないだけで。

大岬旧海軍望楼跡からオホーツク海を望む。

中は入れない。


さすが望楼跡と言うだけあって見晴らしが良い。


「作られたのは明治時代だが、二次大戦中は対潜水艦の監視基地としても使われていたらしいな」


宗谷岬と無理やり撮ってみる。
「遠すぎてなんのこっちゃわからん」


周囲を徘徊。


相変わらずの曇天。


「雨が降っていないだけありがたいと思え」


宗谷岬灯台と私。

宗谷岬付近と言えば奴らがよく出没するらしい。

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