WSTマイス宗谷・稚内紀行
稚内港北防波堤ドーム編
今日は礼文島へ行くが、船の時間まで少し余裕があるので付近を散策だ。
一夜明けて朝。
「すがすがしい朝であるな!曇ってはいるが!」
因みにお部屋はオーシャンビュー。
「着いたのが夜だったので全く気付かなかったぞい」
眼下に見えるのはオホーツク海と交差点とモザイク。
そして、北国名物二重窓。
と、いう訳で荷物をフロントに預けて付近を散策することにした。
ホテルを出てすぐ見えてくるのが、皆さんご存知北防波堤ドーム。
その前に私を撮れ。
眼前に広がるのはオホーツク海。
と私。
そして、
和菓子も参上。北海道、アイスランドなど緯度の高い地域には必ず駆り出される。
「沖縄・オーストラリアではお呼びがかからん」
これぞ適所適材。
オホーツク海と私。
こちら防波堤ドーム。
「戦前、稚内樺太間の航路の旅客や貨物を風雪や波から守るために建てられたそうな」
「ゴシック様式の堅牢な造りで、稚内港のランドマークともなっている」
確かに、この造りは目を見張るものがある。
まるで回廊のようだ。
うん、何ともゴシック。
昭和6年に建てられ、40年近く前に補修工事が行われたようで、現在も補修を行っている。
昨夜、バスから降りたついでにここを見に来ようと思ったが、何だか人が騒いでいる気配がして敬遠してしまったが、なんだ、野宿の人たちだったのか。
それにしても夜に無暗に寄り付かないに越したことはない。幽霊と間違えられたら一大事だ。
自転車ライダーの方たちだと思うのだが、
一応、野宿禁止なんだよなここ…。
まあ…、良い具合に雨風は遮ってくれるし…。
もし、この張り紙が無かったらここは色とりどりのテント村になるに違いない。
回廊のように続く防波堤ドーム。その長さは427m。
ここで船を待ったり汽車を待っていた人達が大勢いたのだなと当時をしのぶ。
その先は絶賛補修工事中。
こちらが樺太航路を結んでいたころの記念碑。
そして、稚内駅からここまで鉄道がありましたよと言う記念碑。
こちら補修前。
向こうに見えるのは水夢館。名の如くスイマー御用達の施設だ。
稚内港と私。
「そろそろ港へ向かわんか」
と、いう訳でホテルでスーツケースを回収、港方面へ徒歩で向かう。
JR稚内駅。
線路が北防波堤ドームまで続いていたことを示している。
港は駅のもう少し向こうだ。
さあ、船に乗るぞ。