WST発 アイオロス誕遊戯大会2016
今年も迎えました11/30日。そう、WSTが誇るハイパーポジティヴナイスガイこと射手座兄貴アイオロスの誕生日だ。
1/31日生まれを主張して2/1日のラダマ誕に集っている気配もするが、細かいことは気にしない!
今年も例年通りの進行だ。
まずは近年定例になって来ている晩餐。
近年、ケーキとデパ地下総菜がセットになっている。
色々と浮気したがやっぱりこのおつまみオードブルが手ごろな量で旨い。
で、皿にも移さず買ったまんま。晒す意味あるのか。
「せめて盛り付けせえや。つかこれだけかい!」
喩えデパ地下とは言え、そこはかとない哀愁が漂う。
晩餐はさておき本題。
「さあ、今日は俺の誕生日であるが…」
「なんか年によってブログに省略されていたりするが、今年はちゃんとやってくれているのか…?」
〇〇誕に託けてケーキと総菜を買って来ているだけの気もする。
「つうわけでサガ、ケーキはあるんだろうな!?」
何とサガ、バスローブ姿だ。
「そんなの知らない。今夜ラダ仕事だし、私もうお風呂入ったから寝るの」
寝るだと?
「戯けたことを言うな!今日が何の日かお前も知っているだろう!?」
「木曜日。折角月末なのに日付が変わる前に家に帰れたのだ。邪魔せんと寝させろ」
同僚の誕生日をガン無視する鬼畜。
「戯けたことを言うな!そんなことを言った日にはその股間にアトミック・サンダーボルトだ!」
なんか地味に痛そう。
「…それは恐喝罪に値するぞ…。次期教皇を恐喝するとはいい度胸だ」
恐喝しているのも次期教皇。
だが、何のかんのでケーキはある。
「ほれ。聖域一同からだ。間違っても私個人ではないぞ誤解するな」
何というツンデレ仕様。
「おお!でかしたぞサガ!お前の股間へのアトミック・サンダーボルトは最小出力に留めておいてやる」
地味に気持ち良さそう。
最小出力とかなんか訳の分からないことを言っているので早々に退散する。
「…では私、この辺で失礼する」
「待たんか」
大体はこうなるパターン。
「ハッピーバースデー俺ー♪」
「また捕まってしもうた…」
しかもラダマは仕事でいない。
なんか、逃げようと思えば逃げられそうな縛り方。
(むういかん、このままでは奴に掘られてしまう…)
何回かに一回そのままなし崩しに掘られている。
ケーキの形状については大体の想像は付くが、
「何だこれは!?」
毎度おなじみロールケーキ。
大体、ロス誕はボックスケーキかロールケーキが定番になっている。
そして激怒するのもお約束。
「ふざけんなサガ!これじゃケーキ遊戯できないじゃないか!」
「アイオロス貴様、未だにそんな後始末の大変な遊戯にロマンを抱いていたのか…。先生や親に教わらなかったか?『食べ物で遊んではいけません』と」
縛られてもこの余裕。ピンボケでもこの余裕。
「お前、アイオロス誕がこれだけとは思うなよ?」
サガの予告通りもう一匹アイオロスが召喚された。
「ここに聖域支給の俺宛のケーキがあると聞いて」
どうやら聖域支給はサガのツンデレではなく本当らしい。
「………(そう言えばアイオロスって俺のほかにEX版もいたな…)」
その気になれば旧型ヘッドも。
途中から聞いてたけどさ、
「ケーキ遊戯とかふざけたこと言うのやめてくれない?俺達のケーキにそんな真似されるなんて迷惑極まりないのだが?先生や親に教わらなかったか?『食べ物で遊んではいけません』と」
「サガと同じこと言うな鬱陶しい」
アイオロス同士で口論開始。
「ねえ、と、言うわけで私帰っていい?もう寝ていい?」
サガの訴えを無視しで絶賛口論中。
「先住民だからってケーキ独り占めする権利あるのかよ!?オマケ(アッペンデックス)のくせに偉そうなこと言ってるとペガサスども召喚するぞ!」
「何だよその意味わからねえ脅しは?そんな真似したらケーキ喰われるだけだろ?」
アッペンデックスVSエクストラの仁義なき戦い。
「うるせえ!肉を切らせて骨を断つって諺知らんのか!?」
「捨て身すぎるだろ!」
更にもう一匹登場。
「二人とも喧嘩はよくない。聖闘士達の模範でなければならない俺たちが争ってどうする?」
全身で驚くアイオロスEX。
「誰?このサッカー選手みたいな人…」
言わずと知れたレジェンドアイオロスだ。
「俺を忘れてもらっては困る。俺もまたアイオロスの一員なのだ」
ケーキの配当が減ることを地味に気にしている先住民二名。
「何だ?折角の俺達の誕生日なのにそのしけた顔は?」
「ねえ、私、もう帰っていい!?」
「レジェンドの俺、立体化されてたんだなー」
去年のロス誕は何をしていたのだろう?
射手座どもにガン無視されたサガ。
「…(射手座が三人も揃うと暑苦しいな…)」
一方射手座どもは世間話モードに移行していた。
「あ、そう言えば原作カラーの俺EXって発送来月になるらしいな」
「あら、俺達の誕生日に間に合わなかったんだ。…サガは誕生日が発売日に割り当てられているのにな」
レジェンドカラーエディオンと言い、ミニサイズのサガと言い、誕生日に近い発売日が設定されている。
「…もともとは12月末の発送だったので、10日ほど早くなっているではないか」
尚も続く世間話。
「そう言えば管理人、結局神聖衣の俺買ってないんだってなー」
「ああ、他の黄金聖闘士はともかく、俺ら神聖衣になってもシルエットがあまり変わり映えしないもんな」
「考えてみたら俺ら当初からデザイン盛りすぎだよな」
世間話はさらに過熱。
「そう言えばさーレジェンドオブサンクチュアリーの続編って出るのかなー?」
「なんかポセイドン編が出るって風の噂で聞いたけど。それも一年前に」
「俺らがアンテナ貼ってないだけかもしれんが、音沙汰ねえなあ…」
何だか足元の気配がおかしいと思ったら…、
「サガがいねえ!」
ロープだけ残してもぬけの殻だ。
まさに異次元縄抜け。
眼が遠い二人。
「ああーそう言えばなんか『アナザー・ディメンション』って声が聞こえた気がするわ」
「お前ら、気付いてたら言えよ!」
「気付かなかったというか声がした時にはいなくなっていたというか」
もういい!
「おのれサガ!まだお前の小宇宙が残っておるわ!地の果てまで追いかけてやる!」
奴がいるのは多分寝室だろう。
………。
「行っちゃったなー」
「…だな」
「じゃ、このケーキ二人で分けちゃうか」
「うむ。そうだな」
以上、2016年アイオロス誕でした。
お粗末様でした。