恋する…をこいつらで再現するとこうなった。
それは果たして擬人化と言うのか?
その1 何処までもついて来る
(ちょっとビデオ試写室に行ってくるか…)
『ねえねえ、何処行くの?ダーリン』
『何処行くの?オレも連れてってよ』
『ちょっと出かけるだけだ。すぐ戻る』
『ちょっとって何時まで?待つのやだからオレも連れてってよ』
一向に譲らない。
『…一人で静かに過ごしたいのだ。そっとしておいてくれないか』
そもそも、こいつが側にいると何だか憚ってエロ動画を見る気が失せてしまう。
『そんなこと言うなよ。オレも連れて行けよ。…まさか、オレには言えないところ?』
ビデオ試写室と言っても隣の部屋と小窓で繋がっている方だ。
図星なので逃げた。
『待てやゴルァダーリン!!!!』
ダーリンの使い方を絶対に間違っている。
で、あっさり捕まった。
『…んもう、オレの元から離れちゃダメだよ?ダーリン』
『………』
多分、ビデオボックスに入っても隣の部屋にいそうだ。
その2 他に手を出すと攻撃的になる
問答無用のローキック。
『…何携帯に出会い系アプリ入れとんじゃあダーリン!!!!』
人の携帯を勝手に見るのは最早デフォルト。
これに勝る詭弁があるか。
『…誤解だ弟EX!地域情報アプリをダウンロードしたつもりが、起動してびっくり実は出会い系だったのだ!!!!』
情報アプリって、トリッ〇・アドバイザーみたいなものか。
『ああ〜?地域情報〜??』
やっぱり鉄拳制裁。
『「ご近所即ハメ」っつうバレッバレのタイトルのアプリやないけい!!!!しかも登録してもう既に二・三人と遣り取りしてんじゃねえかゴルァ!!!!!』
間違ったくせに使う気満々。
『がをふ!!!!』
メールの遣り取りだけで実際まだ会っていなかったので携帯を叩き割られはしなかったものの、その後脱会・アカウント取消させられ、アプリも消された。
その3 求愛行動
先程は散々恐ろしい制裁を見せつけてくれたが夜は一変する。
最早説明不要。
『来てvダーリンvvv』
『………』
何か枕抱えてそのまま寝たようにも見える。
ネタよりも素体の方が禁断、それがEX。
冥サガEX到着まで後3日。
『…願わくば同じEX同士で相手を見つけて欲しいものだが…』
そう言いつつちゃっかり喰う、それがWST冥サガ。
『あんv冥闘士兄さんすげえぇぇ…v』
事後。
『…今日も激しかったよダーリンv素敵v』
『………』
なんだかんだで身体の相性は良い。
そしてこれはお約束。
『貴様…よくもオレの弟を……許さん…』
『………』
以上、恋するマイス遊戯でした。