2013年バレンタイン遊戯大会
去年に続きまた、このチョコレートのネタです。
星の守人編
2/14日、何と冥王よりバレンタインチョコが授けられた。
『皆の者、日頃の苦労を労って、余からチョコレートをプレゼントしよう!』
それは典型的職場チョコ。
流石は心優しき方とパンドラ様も絶賛した冥王。
しかし、皆の者と言って招集掛けられたのがこのメンツだ。
何だか出オチ感漂う。
去年に続き、
今年も太陽系惑星チョコだ。
去年は太陽系に冥王星が含まれておらず(土星までだった)仰け反っていたハデスだが、今年は自分からこのチョコを買って来るとは。
どんな意趣返しだ。
『〜…だからオレ達、LCでは星の守人編にはいないから守護惑星なんざねえんだよ!』
キレる天雄星と天貴星。
『…そこは去年通り、マイス化されていない金星と水星戴いとけよ』
で、箱を開けてみたらば、
何とレリーフ。
何と、分けられてすらいない!
戦々恐々とする同僚を尻目に木星と土星はこの余裕。
何故なら、
惑星の比率に忠実なのかどう見たって木星と土星は面積が大きい。
去年は土星までしかなかったが、
今年は太陽系仕様、海王星まである。
海王星まで…、
『…ハデス様はこの中に冥王星が含まれないのをご存知なのだろうか…』
それは言わないお約束。
こいつら、自分の持ち場が決まっているので逃げ場が無い。
『土星と木星ずるいだろこれは!』
『天王星と海王星あっても守護者いないだろ!』
一方、
『じゃあ仕方ねえな』
守護惑星が無いのを良いことに、
『じゃあ俺とミーノスで金星と水星、天王星と海王星貰うわ。これで均等だろ』
『何処がだ!ふざけんな!』
だったら火星、泣き寝入り。
チョコレートの配分に付いて泥沼化したので、解決を見るためにある人物が招聘された。
それはなんと、
『なんかチョコだか惑星だかをこのハンマーで割って欲しいとか言う依頼があって来てみたのだが…』
シュラではなくアスガルドからこの人の登場である。
シュラは有料なのだ。
『おお!流石にでけー!オレ達豆粒だぜ!早速だがその斧でチョコたたき割ってくれないか!』
『…お前ら、一見斧に見えるかもしれんが実はハンマーだぞこれ』
で、依頼の内容は、
『このチョコを均等に割ってくれ!』
『平等に!』
『惑星ごとに!』
人に頼み事をする時は要点を整理しろと思う。
(…惑星ごとに均等って、どうやって分けるんだ??)
それができないので皆揉めている。
ともあれ、均等に割れば良いのだな。
チョコレート相手にニョルニルハンマー炸裂。
『ふん!』
『おお!』
結果、
まずは二等分したので木星が欠けた。
木星の守護者、激怒。
『何故木星を切る!惑星ごとと言っただろう!!!!』
『まるまる木星の分が当たると思うな!!!!』
『そもそもお前ら均等にと言っただろう…』
続いて三等分、
結果、
『地球が欠けた!』
『火星がちょっと欠けた!』
『…一体どうしろと言うのだ…』
『クロサガアスプロスモドキ、貴方が火星と思っているのは金星ですよ』
ちょっと待て、じゃあ右側を三等分するとなると…、
『そのままで行ったら土星三分割ぐらいになるじゃねえか…ふざけんな』
ふざけんなと言う方が大抵ふざけている。
『ラダマン!テメーこそふざけんなコラ!大体な、土星の面積広すぎなんだよ!輪っかの分ぐらい諦めろや!』
『何を!土星の守護者になれなかった我が身を恨むが良い!』
『太陽系で土星と木星が大きいのは元からなのだ!』
『だからってまるまる貰って良い訳ねえだろゴルァ!』
遂には依頼者側全員で言い争いを始めた。
『私はあんまり争いごとは好きではないのだが…』
折角呼び出されたのに文句付けられたり、喧嘩はじめられたり、トールさんも散々だ。
で、這々の体で彼がとった手段がこれ。
言い争っている連中をハンマーで伸した方が仕事が速かった。
『峰打ちだ。後で目が覚めたら仲良く6等分食べてくれ』
何とも痛ましい。
『…共に闘う筈の同士がこんなことで仲間割れをするとは…』
それが冥闘士の仕様。
『…まあ、ビートルズの場合も世界平和を歌っておきながら4人でも仲間割れしたからな…』
何故にビートルズを引き合いに出したかは謎。
見事に伸された6人。
もしかしてハデスも、彼らを試すためにこのチョコレートを贈ったのかも知れない。
目覚めた後第二試合が始まったかどうかは別の話。
以上、惑星チョコと星の守人を引っ掛けた阿鼻叫喚チョコレート遊戯でした。
余録、
どうやら六等分を持って帰ったみたいだが、
宇宙空間が大半の火星。
『チョコ寄越せー!!!!』
絶賛追い剥ぎ発生中。
『駄目だ!このチョコはお兄ちゃんのだ!』
苦難は家に帰っても待っていた。
『良いだろ寄越せ愚兄!』
以上、2013年度バレンタイン遊戯でした。
それでは皆様、良いバレンタインをお過ごし下さい。
お粗末様でした。