翼竜&双子座兄弟+α in 丹後-北陸旅行記

天橋立ぶらぶら観光の次は福井は芦原へ移動です。
…が、これが想像以上だった。

北近畿丹後鉄道宮津線編

先程は知恩院界隈で風流な飾りを撮影していた訳ですが、それを撮影していた私はと言うと荷物とマイス・貴重品入れで両肩袈裟提げ状態…。
ショーウインドウ見て心の中で絶叫。
…こりゃないわー…。
ま、楽と言えば楽なんだけどね。

楽さには代えられず両袈裟状態でそそくさと駅へ。

分割した荷物の統合は駅に着いてからだ!

統合おっとその前に、

しみじみと駅を見上げるカノマイス。
『天橋立ともこれにてお別れか…』
逆光を補正したら笑っちゃうぐらい合成臭くなったのはここだけの話。
あれだな、背景をもっと明るく飛ばしてしまえば良かった。

で、福井行きのチケットを買い求めるも…。

福井(西舞鶴)行き電車は一時間に一本あるかないか。
時間帯によっては二時間に一本である。

ちなみに、朝天橋立ビューランドに向かいがてら窓口にて『天橋立から福井・芦原温泉まで何時間かかるか?』と聞いてみたが、駅員に『本当に行くの?』と思いっきり渋面をされた。

そう、宮津地方と福井方面を繋ぐ特急・急行が皆無のため、基本は鈍行乗り継ぎになるのだ。
それでも『二時間ぐらいで行けるんじゃね?』と思うのが郊外の人間の感覚の恐ろしいところ。

駅員は『切符は発行するが西舞鶴と東舞鶴の乗り入れが悪く、一時間近く待たされるよ?』と念を押したが、たかが一時間と思い、鈍行で行く事に。
『寧ろ福知山まで戻って特急に乗った方が早いんですかね?』と駅員に打診したが今度はその福知山から福井方面に行く特急がない。八方ふさがり。

ちなみに乗り継ぎが絶望的ならば天橋立観光をすっぱり諦め、一日移動に割く気でした。
しかし、駅で詳しく聞いたら西舞鶴で1時間近く待たされるぐらいだ。
そんなに急ぎでもないし、ま、いっか。

そう、一時間の電車待ちなんて屁でもありません。
なので三時間ぐらいで福井に着くと高を括っていました。

思えばこれがとんでもない思い違いだった。

ちなみにこれから乗る電車は15時10分発の浪漫二号。

…特急じゃないの?と尻込みするも、駅員さん曰く特急券無しで乗れるとの事。
所謂青春18切符で言う『特急しかない区間は特急料金を徴収しない』だろう。
これを曲解して特急も乗れると言うデマが一時期ありました。

ちなみに天橋立→福井、気になるそのお値段は?

3,410円也。
特急券も何も無しの乗車料金。
この乗車券を見た時点で気付けよと思うが…。
そう、西舞鶴(北近畿丹後鉄道)・舞鶴線・小浜線・北陸線を全で経由しなければならないのだ。

昔から電車通勤の時間が長かったのでまさに通勤感覚。

『昔尼崎まで行っていた時は家から2時間半掛かっていたと言うしな』
厳密に言えば2時間45分。

せっかちさん。

『で、件の電車は何時来るのだ??』
背後に移るのは新大阪行きの電車です。


乗り鉄ツアーと言えばこの人。

なんしか駅舎が似合う。それも田舎の…。

『断じて鉄チャン違うよ?』

駅舎に入ったのが14時40分頃で15時まで時間がありました。

椅子に座る。


人がいないからとやりたい放題だ。

そうこうしていると、

福知山行きの電車だろうか??
もしくは当駅止まりかもしれない。

そして、

いよいよ我らが浪漫2号の到着です。

一見するとオーシャンアロー・くろしお号そっくりだ。
良いんですか!こんな電車に特急券無しで乗って!


『運ちゃんが良いと言えばいいのだ』


時間帯もあるのだろうか、日曜日の午後三時で車内は見事にガラッガラ。
この車両には私と野球少年と、女の人か親子連れぐらいしか乗っていなかったと思う。
部活帰りの野球少年が乗る辺り、いかに地元密着型かが伺える。

なのでこんなんが涌いて来る。

『♪』

構図は一緒だが車窓が変わる。

思えばクロコゲ、鉄道の旅は始めてだ。

しかし、本格的な鉄道はこの丹後・北陸編のみで後は殆ど高速バスになっている。

『…バスの安さには代えられんからな』
あと時間配分も。

鉄道の旅か…。

『東京行きの銀河以来やなあ…。廃止後の高速バスの旅は死ぬかと思った…』
現在では速やかに前泊&新幹線利用です。

悶々とする管理人を他所に、

浪漫号は一路西舞鶴へと走る。

ちなみに浪漫号は観光列車とも言われます。

『!』

別に客室乗務員がおせんべいやキャラメルを持って現れる訳ではなく、

見所に到着したら電車を停車、観光名所の説明に入るのです。

恐らくここは奈具の石切り場辺り。

景色の由来を説明し、『それでは、この景色をごゆっくりお楽しみ下さい♪』とアナウンスするが、思いっきり工事中だ…。

…前席の野球小僧はこんな放送と一時停車にしょっちゅう遭っているのか…。
私は観光客だからこれで願ったり適ったりだが。

『…通学はともかく、通勤電車で毎日これだったら発狂するよな』
日曜日の午後に出勤て、どんな仕事だ?

電車はここと思える位置でストップ&ゴーを繰り返す。
単線なのになあ…。本数がないので余裕があるのか…。

単線だろうが道路工事中だろうが、このカノンが拝み倒してやるわ!

拝み倒すと偉そうに言いつつ、

興味津々幼児スタイル。
後ろ髪がないので何気にこぢんまりしている。

そして、奈具から次は丹後由良海水浴場へ。

丹後由良駅の図。

ちなみに丹後由良にはハクレイ酒造があります。

由良を通過すると、

今度は前方に由良川が見えてきました。

由良川でも一時停車、風景を心行くまで堪能できます。

『確か、河川と海との境界線は、橋梁がある場所かららしいな…』
だったら目の前に広がる景色は一面の海だ。


編集中頭の中に『世界の車窓から』のテーマが鳴りっぱなしでした。

コゲと車窓。

『………』
感慨深そうな横顔だ。

考えている事はそれか!

『…そう言えばアスプロスの二面相は杳馬に操られたものらしいが、オレにはアスプロスの素の性格にも見えるのだが…』

日常から離れてしまうとついつい身内に付いて考えてしまう。

それよりも由良川の悠久の流れを堪能しようぜ。

反対側はこう。

これも絶景。
野球小僧は見飽きたのか本を読むなりしていた。


そして電車はゆっくりと由良川を通過。


今度は長閑な田園地帯を走ります。

そして東雲駅。

後二駅で西舞鶴です。

たかが電車の移動、されど電車の移動。
後編は次のページだ!

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