2010年バレンタイン馬鹿遊戯大会

何とこの馬鹿遊戯、まだまだ続きます。

アイアコス対輝火編

ミーノスからまんま加工前の割チョコを貰ったアイコ。
なんと、用意した工具では全く歯が立たなかった。

『駄目だ!全く歯が立たん!』
散乱した工具が涙を誘う。

苦悶も良いが、社会の窓が開いてるぞ。

『こんな加工前のチョコが割れる訳ないだろ!だいたい、チョコなんてものは溶かして型に入れて喰うものだろ!』
ここまで手を抜いたミーノスは、寧ろ鬼畜と言って過言ではない。

チョコは熱に弱い…、

『…そうだ…奴ならば火炎系の技を使えるではないか…』

そうと決まれば一直線、それがアイコ。

『…忌々しいが、奴の手を借りるしかあるまい!』

その奴とは、

何とここで初のLCキャラ、輝火マイスだ。

WSTミーノスが気に掛けている問題の彼である。
『ここにいたかベヌウ!』
しかも、初登場でいきなりジャージだ。実は冥衣は場所をとるので組まずに放りっぱなしだ。
輝火『…何用か?ガルーダ?』
アイコ『…うを!同じジャージ!』

ジャージの話をしに来た訳じゃないだろう、アイコ。

アイコ『貴様!何だそのジャージは!ただでさえキャラとシルエットが被るのに、そんなもん着たら余計にオレと被るだろうが!』
相手が白熱していても冷静なのが輝火。
輝火『…これか。去年の年末にグリフォンから貰ったのだ』
しかも、火に油を注ぐことを言う。

グリフォンだと!?

アイコ『てめー!クリスマスプレゼントまでミーノスに貰っていやがったのだな!』
誰もクリスマスだなんて言っていないし、ミーノスもジャージーズを辞めたくて輝火にジャージを寄越したに違いない。
ちなみにアイコはミーノスから何も貰っていない。
輝火『…で、貴様はオレと喧嘩をしに来たのか?』

そこでやっと目的を思い出したアイコ。

アイコ『おお、そうであった!』
このうっかりさん。


アイコ『LC出身で一輝の前身に見えて御大版ではどういった扱いになるのか露知れず、かつ三巨頭並みの実力を持っていると言われながらポジションが全く分からない、自称ハデス様直属の窓際族の貴様の実力を見込んで頼む!』
普段よく思っていないからと疑問から何から言いたい放題。
沸々と怒りを露にする輝火。
輝火『…今日から水鏡と呼ぶぞ貴様…』
それはLCを読むアイコファンの間では禁句…。

よく考えたらこいつら、鬼門コンビだ。

アイコ『…貴様のコロナなんちゃらを使ってチョコを溶かして欲しいのだ!貴様ならば溶かす以前に焼きチョコを作ってしまいそうだが、まあ良いだろう』
輝火『…人に頼み事をするなら技の名前を覚えんか』
そう言う輝火も『ギャラクティカイリュージョン』で一回噛んだことがあるし、LCアイコの必殺技は意外に覚えていない。

LCアイコだって火炎技使えたじゃないとか、そもそもガルーダフラップで叩き割れば、とか色んな有効手段があるが、アイコ自身は全く気付いちゃいない。
それがWSTアイコの仕様。
アイコ『勿論、貴様の手を借りる訳であるからチョコは分け与えてやる!』
あの密度は一人で食べきれる量ではない。
で、これが決定打。
アイコ『どうだ、オレと二人で焼きチョコを食わんか!?』

今日が世間で言うバレンタインであることぐらい、朴念仁の輝火も知っている。
嫌な沈黙。
『…………』

そもそも、自分で何とかできそうなのに動機付けが変なんだよな。

輝火『…男同士でチョコを焼いて喰うだと…。まさかお前…』
普段食って掛かってくるのもツンデレなのではと心底疑う輝火。
アイコ『…要らん誤解するな!』

結局話は更にこじれることに。
…お後がよろしいようで。

オマケカット、

アイコ『工具で割っても全く歯が立たんのだ。酷いもんだろ?』
輝火『うわ。これは最低だな…』
お前等、人の渡したチョコに最低だの酷いだの言うな。

APラダ編その後

一方、APラダは一人朗らかにカアチャンラダから分けてもらったチョコを食べていた。

ハイミルクは旨い。
『そうだ、チビの分も取っとかないとな』
やっぱりチビ思い。

バレンタイン+APラダ+チョコが揃うと必ず出てくるのはこいつだ。

『トリックオアトリート!ラダマンティス!さあ、このオレにチョコを寄越すか貞操を奪われるかどちらかを選ぶが良い!』
なんつう二択。

ハロウィーンと混同しとるのかこいつ…。

カノンにとってはどちらも同じ意味合いだろう。

どっちがトリックでどっちがトリートか分からんが、

迷わずチョコを差し出す。

あまりの即断振りに、
ちょっと萎えた。
カノン『…ムードの無い奴だな…。少しは迷わんか…』
こいつの言うムードを理解できる奴は皆無である。

が、
襲われた!
カノン『馬鹿め!勿論チョコもお前も戴いてしまうぞ!』

チョコを差し出したのにあんまりだ!

ラダ『…卑怯だぞ貴様!約束が違うぞ!』
カノン『vvvvvvv』
勿論、聞いちゃいない。
何せ、相手は天下の悪カノンなのだ。相手が悪いとしか言いようが無い。

これまたお後がよろしいようで。

ラダマ編その後

※この先は少し際どい描写になります。
苦手な方はスキップして下さい。

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アイアコス、APラダと散々な貧乏くじのバレンタイン遊戯大会。
一番の貧乏くじは…、

いきなり半裸のカノン。
言うまでもなく善の方だ。

こんなことになっていた。

カノン『…早く交代せんか兄さん』
サガ『…まだだ!急かすなカノン…!』

貧乏くじどころか身から出た錆と言う感も否めない。
『愛の種』チョコが思いっきり裏目に出ている。
予想通りの展開。
サガ『もちろん、お礼に私の愛の種子をたっぷり注いでやるぞv』
ホワイトデーまで待てなかったようだ。

このままではホワイトデーの返礼も想像ついてしまう。

なんつう破廉恥な構図…。
チョコは良い選択だったが。思いっきり悪い方向のツボに嵌ってしまったようだ。

で、件のチョコレートはこんなんでした。
鹿の糞も頷ける。
柿の種ではないが、BB弾みたいなものがいっぱい詰まっていました。
節分商戦も狙っていたかのような造りだ。
ラダマはこいつを適当に双子座類に分けようとしたらしい。

それは手を抜きすぎだろう。
尚も喰われています。
(…何が一体悪かったのだ…)
勿論全て。

この構図では待ちぼうけカノンが不憫なので、
サンドウィッチ状態。
世界一不幸な果報者だ。

勿論、ホワイトデーは白濁の日になること請け合いである。
…お大事に。

ジークフリート編

これはショートショートです。

2010年2月14日のジークフリート。
こいつは神闘衣。
…いきなり苦悩していた。
『なんてことだ…』

こいつはマイスでは1・2を争う美形だ。
コンテナ3杯分のチョコでも届いているのかと思いきや、
ナンバーワンよりオンリーワン。
『…ヒルダ様が2/19日発送のためにチョコレートが受け取れないとは…』
ヒュプノスよろしく、僅かの差でビッグイベントを逃したようだ。

とは言っても、来年のバレンタインにはいるじゃないかヒルダ様。

(…とは言え、いたとてヒルダ様はチョコは渡さないとは思うがね)

…以上、マイスどもによるバレンタイン馬鹿遊戯大会でした。
お粗末様でした。

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