新春遊戯後日談。

ある日、チビラダが一人で本を読んでいると…、

こんな人が現れた。


カノン『暫くご無沙汰していたな。小さなラダマンティス』
尼僧姿とは言え相手は敵、怪訝な様子のチビ。

警戒してかかってはいたが、

カノン『そんな顔をするな。土産があるぞ』
鯛焼きを見て大喜び。
何と言う現金。

で、チビの警戒を解いたところで早速隣に座るAPカノン。

流石チビを手懐けるのはお手の物だ。
APラダはあんなに苦労していたのに。

早速鯛焼きにありつこうとするが…、

カノン『小さなラダマンティスよ、今日私がここへ来たのは他でもない。
実は私からお前に相談があるからだ』
どうやら相談に乗らないと鯛焼きは貰えなさそうだ。

と、言うか鯛焼きはほんの餌、本題はズバリこれだ。

カノン『小さなラダマンティスよ。お前だったらあのラダマイスの弱点を知っているだろう』


ラダマイスの弱点…。
それが知りたくてチビの元へ来たと言っても過言ではない。
カノン『弱点と言うのは言い過ぎだ。弱点と言うか、奴のツボだな』

回想編。

羽根突大会の後、彼をモノにしようとしたら…、

ベルトを外しズボンを脱がせにかかる煩悩シスターの図。
『こらカノン!…あかんあかんあかん!』
『そのあかんと言うのがまたそそるな』
方言の神秘。


ものの見事ラダマイスの反撃を受けてしまったのだ。
『…ええかげんにさらせ!』
『!!!!!!!!?』

そこは男の人体急所。
痛そうだ。
『〜……ッ…!』
考えてみれば尼僧に襲われるって結構シュールだ。

考え込むチビラダ。

カノン『…何と言うか彼は結構シャイなタイプなので、
彼の喜びそうなプレゼントとか性感た…ゲフ、そう言うのが知れれば良いのだ』
簡単に本音が出かける。

そこで、チビラダが何かを思いついたようだ。

カノン『何か良い方法があるのか??』

早速耳打ちするチビ。

カノン『…成る程…』

チビからアイデアを戴いたカノン。

カノン『ありがとう小さなラダマンティス。お前のお陰で助かった』

聞くことを聞いたら早速去る。

カノン『報酬に鯛焼きはお前に全て与えよう』

鯛焼きで身内を売るのはどうかと思うが…、

早速報酬の鯛焼きにありつくチビ。

…が、

一個しか入ってない上に齧りさしだ。
騙されたとチビ大激怒。
入っているだけまだマシか。

で、その夜チビラダの提案を実行するカノン。

カノン『成る程寝込みか…。ありきたりだがこいつはなかなか起きんらしいな』
それを人は夜這いと言い。

中略

後日、


サガ『カノンの奴が大怪我して入院したらしいな』
ラダマイス『カノンって、どっちの??』
サガ『尼僧服の方だ。大方初詣帰りに神社の階段から落ちたのだろう』
ラダマイス『…シスターが初詣かよ』

内心ガッツポーズのチビ。

ラダマイスの寝起きが凄まじく悪いのはある意味有名な話。
寝床に潜り込んで報復されないのはサガ以外にいないと言われている。
ともあれ、何てこと吹き込んでいるんだチビラダ。


オマケ

使えるカットを探すため古いデータを漁っていたらこんなん出てきました。

去年の3月のデータ。
おお、相変わらず仲睦まじいな二人とも。

よーく見てみたら…、

海竜カノンでした。
え?ええーッ??

こんなカットまで。

何でも良いがケツのラインがエロいぞ。
無節操カップリングWST。

意外にヤキモチ焼きなのね。

『まさかあのカノンとだと!?この、浮気者!』
『…待ってくれサガ。これは何かの間違いや』
そうだと信じたい。

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