ラダマイス誕遊戯

2月1日はラダマイス誕でした。
何でライミと同じ日なのかはさて置きとして、
まあ、購入記念と言うか何と言うか。
しかし、そんなこと言ってるとウチで皆誕生日の設定が変わってしまいます。
例えばミーノスとか11月23日になっちゃうし。
ややこしいので他のマイスは却下、ラダマイスだけ設定が違うのです。
だって、アレを既にラダマンティスだとは思ってないもんなあ管理人。
でも、奴までちゃっかりラダ誕には参加している不条理。
ちなみにチビの誕生日は4月29日。どうでも良いですね、ハイ。

さて、その問題の2月1日当日。

相変わらず一緒にいる二人。

誕生日当日とは言えど、もう既に時計は22時を回っている。

『………』
もしかしてサガに忘れられているのか??
普通ならあり得ない設定だもんなあ。

で、意を決して言ってみた。

ラダマイス『あんな、実は今日はオレの…』
サガ『知っている。お前の誕生日だろう?』
知っているなら言えよサガ。

多分、彼も言うタイミングが見当たらなかったのだろう。

サガ『お前のためにケーキを用意したのだ』
ラダマイス『すわ』
これの前でずっといちゃついてたのだとしたら結構お間抜けである。

今回もコカルド。

去年のプチ誕もコカルドでした。
コカルドのケーキって、可愛いんだよなあ。
一つの作品として纏まっていると言うか。
個人的には好みのデザインです。
ヴィタメールもなかなかだが、
プチ・ガトーはコカルドの方が好きです。

当分、WSTケーキ遊戯はコカルドが続くだろう。

ラダマイス『………』
お礼を良いたいが、なかなか言い出せない照れ屋さん。

早速フォークを持って来た。

ラダマイス『美味しそうなケーキだな。時に、何と言う名前なのだ?』
デパ地下ケーキって、何かしら固有名あるんだよな。
親しみやすいためだと思うけど。

確か名前は…、

サガ『“オルフェウス”と言う名前だったな』
ラダマイス『え!?』

まさかあの人の…、
あの人の図。
名前買いかよ!

それがネタ魂。

ちょっと複雑な心境のラダマイス。
サガよ、狙って買ったのか??
それとも同名の聖闘士がいることを忘れちゃっているのか。
サガ『可愛いデザインだろう。ショコラロワイヤルにしようか迷った』
一応迷った末に買ってくれたようだ。

でも賞味。

ラダマイス『…うん旨い。オルフェの味がするのだ…』
サガ『それは良かった』
狙って言っているのかそれともただの素なのか?

と、そこにややこしいのが来た。

APラダ『あー!良いなー、カアチャンだけーっ』
同じラダマンティスでもラダマイスの扱いだけは別格なのだ。

アイコは冷たくあしらうが、

ラダマイス『そう言うな。まあ食え』
他の巨頭への口封じかもしれないが。

折角プレゼントしたケーキを他の連中に分け与えられて、
ちょっと不機嫌な様子のサガ。

全く気付かないのAPラダ。能天気。
APラダ『何と言うケーキなのだ?』
その質問を待っていたかのようにラダマイス、
ラダマイス『コカルドの“オルフェウス”だ』

あの人ですか…。

『え!?』
さしものAPラダも一瞬躊躇。

でも食べる。

APラダ『…うん旨い。オルフェの味がするな…』
ラダマイス『だろう?』
その隣で何か言いたげなサガ。

やっぱり出たか。

オルフェ『ボクの味とはどんな味なのです?』
一同『すわ!』

折角二人きりでいたいのに…。

KYAPラダに続き、聖闘士のオルフェまで。
『………』
増々不機嫌な様子のサガ。

今回は詰め寄られたラダ。

オルフェ『…で、ボクは一体どんな味がするのですか??』
APラダ『…えーと、それはだな…』
風流な舌と言うか風流な感性をお持ちでないので上手く説明できないでいる。

百聞は一見にしかず。

ラダマイス『そう言わず、まあ食って確かめろ』
APラダ『カアチャンそれは共食いだろ!』
そう言うお前だって“なだ万”の弁当喜んで食ってたじゃないか。

共食いはごめんなのかやんわりと断ったオルフェ。

その後も賞味。
ラダマイス『うん。旨い旨い』

なんてことだ。

オルフェ(ボクがどんどん食べられている)
まるで自身の分身を見るかのような心境だ。

それがラダマンとオルフェの力関係と言うものか?

皆さっさと消えてくれオーラを出し続けているサガ。
一番近くのAPラダは気付く由も無い。
だからKY。

そう何旨そうに食っているともう少し欲しくなる。

APラダ『なあカアチャン、もう一口くれ』
ラダマイス『しゃあないやっちゃな』

アイコは冷たくあしらうのになあ。

ラダマイス『ほれ、あーん』
APラダ『あーんv』
隣のサガは怒りに震えている。
サガ(そもそも、夫婦でもあるまいに何故に母ちゃんなのだ!?)
そう言えばそうだ。

遂に堪忍袋の緒が切れた。

サガ『私には食べさせてくれないのか!?』
怒りの表情は様になっているが、何とも格好の悪い怒り方だ。
APラダ『♪』
そこがKY。

何と、

ラダマイス『何でプレゼントしてくれた当人にまで分けねばならん?』
まあ確かにおかしいって言っちゃあおかしいけど。
そうあしらわれて全身で落胆するサガ。
サガ『そうなのか…!』

でも、それじゃああんまりにも可愛そうだよなあ。

ラダマイス『…しゃあないなあ』

………。

ラダマイス『こんな味だ』
隣のAPラダが何とも居たたまれなさそう。

そのまま、完全に二人の世界モードだ。

左端になんか湧いている。

増々居たたまれなくなったAPラダ。

これは幾ら何でも気まずい。
APラダ(つうかお前ら、いきなりかよ…!)
そう言えばこいつとカノンって、どうなってんだ??

呆れてAPラダも去ってしまった。

こうなれば二人の世界。

甘甘カップリングワールドの王道。

『………』

何かしら可愛いぞ、サガ。

ラダマイス『…ケーキのお礼なのだ』
サガ『そうか、私も与えた甲斐があった…』
それが目的だろうお前。

で、

シスターカノン『では、次は私の番だな』
ラダマイス『すわ!』
全く気配を消していたので、これには驚いた。

気配を消す点ではパンツ職人の素質はある。

新たな闖入者に怒り狂うサガ。
サガ『何をしに来たカノン!失せろ、この出歯亀シスター!』
身内には怒り全開だ。
カノン『何を抜かす!貴様は食い物でつったくせに!』

またイヤな称号が付いたなカノン。

カノン『私は食い物で誘うなどと姑息な真似はしない!
この肉体の全てを捧げるのみ!』
それにすかさずノーサンキューするラダマイス。
ラダマイス『それは良いから。気持ちだけ貰っとこう』
サガ『分かったら早々に失せろカノン!』
ムードにうるさい分、壊されると怒り狂うサガ。

そして、そのまま兄弟喧嘩勃発。

ラダマイス(お盛んなやっちゃなあ…)
ムードにうるさいくせに、自分で一番にぶち壊すサガ。

何となく気になって足下を見てみたらば、

げっぷ。
ラダマイス『!?』


何と、いつの間にか湧いたチビに全て食われてしまった。


ラダマイス『しゃあないやっちゃなお前は』
てへっ、のポーズのチビ。
でも、一応親ラダにこんこんとはやられている。

一方、

尚も喧嘩続行中。
気が付けば痴話から普段の鬱憤に変わっている。

ラダマイスが半ば呆れたところで、

チビが何かを思い出したようだ。
ラダマイス『どうした?チビ?』

そのまま向こうへ行ってしまった。

ラダマイス『???』

暫くして、

こんなものを持って戻って来た。
ラダマイス『?』
流石にチョコは拭き取りました。

ものは小包だ。

ラダマイス『オレ宛に贈り物か』
隣では壮絶な取っ組み合い。

中を開けてみたらば、

時計だ。

寝起き悪いもんなあこいつ。

ラダマイス『何でオレに時計が…』
食べ物でないと分かると途端に興味を失って引っ込むチビ。

一体誰が?

送り主を確認するラダマイス。

すると、

ラダマイス『サガからか』
『!?』
その一言で喧嘩は劇的に中断。

ケーキに続き、こんな贈り物まで。

ラダマイス『ありがとうサガ。こんなものまで貰って』
サガ『………』
カノン『おのれサガ!そうやってもので釣り続けるのか!』
いや、ちょっと違うと思うけど。

呆気に取られるサガ。

(時計なんか買った覚えも送った覚えも無いんだが…)
その口元のチョコを早く拭いて下さい。

でもまあ、

サガ『お前に快適な朝を送って貰おうと思って贈ったのだ』
感謝されているようなので辻褄を合わせる。

外野でカノンが抗議しようも既に馬耳東風。

ラダマイス『何から何まで済まない。お前の誕生日にお返しをするのが大変だな』
サガ『礼には及ばん。お前の心のがあれば十分だ』
あと身体も。

良いからチョコを拭け、サガ。

サガ『…では、先ずは早速お礼を頂こうか』
チョコ塗れで言っても間抜けさ倍増。
ラダマイス『またそんなことを言う』
でも、チョコ男相手に満更ではない。

で、

完全に差を付けられた。
カノン『…〜…』
カノン、完全無視。

その上、

二人でシケ込んでしまった。

一人取り残されたカノン。

カノン『おのれあの煩悩男め。よくも抜け抜けと私のラダマンティスを…』
その悔しさは口では言い表せない。
兄貴を煩悩男呼ばわりとは。

しかし、双子の直感かサガの反応がおかしいことには気付いていた。

カノン『本当にサガが贈ったものなのかこれは??』
何かの間違いだと思いたい。

確かに送り主の署名はサガだが…、

カノン『発送元の住所が神奈川県横浜市になっているではないか…』
それは…、

後日。


APラダ『カアチャンが全治2ヶ月の怪我で入院した…』
くたばっているのは哀しいからではなく、
彼の不在を補填するために忙殺されているからだ。

やっぱりな…。

カノン(*GE目覚ましの威力をまともに喰らったか)
サガも巻き添えを食らったかどうかはまた別の話。
それにしても、知っていたら教えろよカノン。
(*GE目覚ましはしぇぱ様のブログ、アイオロス誕編より引用しました)
多分、先方のサガは純粋に早起きして欲しいと贈ったに違いない。

以上、プチラダ誕遊戯でした。
今年もパンドラ様やミーノス達の出番が無かったぞ!


最後に『オルフェとオルフェウス』遊戯。

お粗末さまでした。

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