オルフェ降臨遊戯。

9月末日、遂に我が家にもこの方が降臨致しました。

それは言わずと知れたオルフェマイス。

白銀はそんなに売れないだろうと言う誤算の元に発売日を逃す、
最悪の失態によって永きに亘り入手できないでいた執念のマイス。
パンドラ様が降臨してからと言うもの、彼の存在は最早禁句とさえ言われていた。


そのオルフェが今降臨したのである。
ううんナレーター調。余程嬉しいと見た。

ネタとしては引く手数多な彼、そこへ早速巨頭が現れた。

『おお、お前がオルフェか。良いところに。是非ともお前に頼みがある』
よりによってラダマンティスである。


オルフェ『信用できないと言った聖闘士の僕に、何の用ですか?』
のっけから噛み付くオルフェ。怪訝な地顔が素敵だ。
しかしラダマン、
ラダ『まあまあそう言うな。お前にしか出来ぬことなのだ』
やたら低姿勢。

低姿勢振りに折れて、結局付き従ってしまったオルフェ。
その前に現れたのは、

『お前、石化した恋人の為に琴を奏でていただろう。
同じく不自由しているこいつへの慰めに琴を弾いてやってくれないか』
何と胸像状態のラダマイスだ…。
オルフェ『………』

楽屋ネタ的な説明は続く、

ラダ『こいつはオレの同僚で中間管理職連盟担当だったのだが、
あろう事か今年の春先に湧いて出た新興勢力に身体を盗られ、今やこの有様なのだ』
オルフェ『………』

断りたいがその隙も与えない。

ラダ『慰めにオレがギターの旋律を時折聴かせてやるのだが、
何故か気に喰わないらしいのだ』
何故かも何も、アンタじゃ絶対に駄目だろ。
と言いたいのをぐっと堪えるオルフェ。大人だ。

ともあれ、こんな風流な耳を持たない奴らに琴を奏でるのはイヤなのだが、

“ちょっと待てぃ!”
そこに新たな連中が。
『!?』

その新興勢力が見参。

APラダ『オルフェの琴の旋律を聴かせてやるのは、こいつだ』
一体幾つアッペン持っとるねん。
ちなみに首はマイスのものと差し替えられている。


APラダ『貴様が身体を渡さんせいで、哀れにもこいつは胸像のままなのだ』
のほほんとしたラダ一家に対し、冥衣版の何と殺伐としたことか。


APラダ『大人しく身体を渡すか、オルフェを渡すかどちらかにしろ!
他所様のサイトではもう貴様のような旧版の首はお払い箱だぞ!』
何でオルフェが取引の対象に。迷惑な話だ。

ここでもやっぱり新旧ラダ対決。
シャコ貝と言い、最近喧嘩ばっかりだ。

ラダ『良く言うわ売れ残り常連の首盗人風情が!
第一、貴様が身体を奪ったせいでオレが中間管理職連盟担当になったのだぞ!』
首盗人と言う最大の禁句とともに、良く解らん怒りを打ち撒ける。

困惑するオルフェを他所に新旧ラダマン大喧嘩。

APラダ『ふん!貴様のギターの腕などたかが知れておるわ!』
ラダ『お前のよりはマシだ!折角お前に中間管理職連盟の仕事を振ってやったのに
あろうことかたった半日で返品されてくるとはどう言うことだ!?』
APラダ『たわけ!連中(サガとジークフリート)にはオレのギターの才能が判らんのだ!』
恐らく誰にも判らないだろう。
オルフェ『………』

ますますヒートアップする喧嘩を他所に、

(何でこんなにラダマンだらけなんだここ…)
それはここがWSTだから。
何となく今の今まで入手できなかった理由が判らないでもない。

その足下では…、

胸像ラダ『喧嘩は良く無い』
胸像APラダ『そだそだ』
意外とのほほんとやっている。

何か、このネタ無駄にラダマイスだらけなWSTならではだよなあ…。
チビラダと言う緩衝剤が無いので荒む荒む。

ページの上に戻る